この件について、色々と言われていますが・・・これまでの4島帰属を明確にしてから平和条約を結ぶという方針からは転換したとみるのが正しいと思います。
もちろん、これは9月の会見で、プーチン大統領が「今思いついた」?という、年内に前提条件なしで平和条約を締結しようという提案により、日本政府の態度が変わったのでしょう。
そういう意味では、プーチン大統領の交渉術に踊らされたように見えます。
といいつつも、私も1956年の日ソ共同宣言に基づいて平和条約交渉を行うのは賛成です。
明らかに、これは異常なので・・・北方領土問題とは別に、平和条約を締結した方が良いかも?なんて、思っていたぐらいです。
このまま、膠着状態が続き、ロシアの実行支配のまま、住人が孫子の世代に変わっていけば、ますます日本の立場が不利になっていくだけです。
そういう意味では、国際司法裁判所に提訴するなり、もっと早くに解決する努力をした方が、良かったかもしれません。
私もそうなんですが・・・日本人って、マズい事があると、物事をあやふやにして先延ばしにする傾向がありますが・・・その場はしのげても、さらに悪い状態になってしまう事が多いです。
日本政府も、困った事に、早く解決した方が良い事を先延ばしにしてしまう事が多いような気がするので・・・今回は、平和条約締結まで頑張ってもらいたいです。