警察官は拳銃を携帯しない方が良い?

昨日は、日本の外交交渉が他国に比べると、今ひとつという感じがするという事を書きました。
日曜に放送された、テレ朝の「ビートたけしのTVタックル」では、今後、トランプ大統領から日米安保を梃子にして、様々な要求がされる可能性が指摘されていました。

ところで、同番組では、他にも保釈中の男が刃物を持って逃走した事件や交番襲撃で鉄砲を奪われた事件についても、議論されていました。

ちなみに、保釈中の被告が実刑確定後、収容前に行方不明になった場合は、“遁刑者(とんけいしゃ)”と呼ばれるそうで・・・2018年末に未だ見つかっていない者は、全国で26人いるそうです。
26人という数字が多いのか?少ないのか?は人によって受け取り方が違うと思いますが・・・番組では、そんなに野放しになっていて大丈夫なのか?みたいな意見を述べる出演者がいました。

これは、おそらく、今回の事件のイメージが強いのではないでしょうか?
遁刑者の中には、当然、刃物を持って逃げ回るような凶悪な人ではなく、脱税犯とか詐欺師の様な者も多いのではないでしょうか?
遁刑者になるというのは、多額の保釈金を無駄にできるほどお金に困っていない人か?収監されたら釈放される可能性が薄く、保釈金なんて戻ってきても意味が無いほどの凶悪犯だと思います。

ちなみに、凶悪犯が保釈される可能性は少ないと思いますが・・・今回のケースのように、覚せい剤の常習者で危険な人物でも保釈される事があるようですね。
裏を返せば、そもそも、今回の犯人の保釈が認められなければ、こんな騒ぎにはならなかったはずで・・・検察や警察の不手際だけでなく、裁判所の不手際も指摘されています。

ところで、警察の不手際といえば、今回、収監のために検察と共にアパートを訪れた警察官は拳銃を所持していなかったそうです。

そういえば、もうひとつの、交番を襲撃して拳銃を奪った事件について・・・番組では、奪われない様に警察官に拳銃を持たせない方が良いという、ちょっと極端な意見を述べる出演者がいました。
個人的には、拳銃の必要な可能性がある場合にだけ、拳銃を携帯できるようにした方が良いのでは?と、思います。

この事件でも、虚偽の空き巣の通報で出動する時だったので、特に拳銃を携帯する必要は無かったように思えます。
少なくとも、最初の事件のように、度重なる出頭要請に応じない者を収監しに行く方が、拳銃を携帯すべきケースに思え・・・なんか、警察の対応がチグハグな印象を受けてしまいます。