独居認知症

昨日は、交通事故や殺人事件等の被害者や遺族に同情しますが、加害者も辛いのだと思うという事を書きました。
もちろん、人によると思いますが・・・私自身は、加害者になるよりは被害者になった方がマシと考えています。

有期刑が30年まで延長されたのに伴い、無期懲役囚の刑期はそれ以上となり、高齢化が進んでいるそうで・・・認知症になってしまう人や刑務所で亡くなる人が増えているそうです。
極端な例では、待望だった出所して数時間、お昼を食べたら亡くなってしまったなんていう話もあるそうです。

そういえば、日曜日に放送されたフジテレビの「Mr.サンデー」で、独居認知症の特集をしていましたが・・・登場された認知症の高齢者が、周囲に説得され、やっと有料老人ホームに入ったら数日で亡くなってしまったという話がありました。

一方は待望の刑務所からの出所・・・もう一方は、後ろ髪引かれる思いで住み慣れた家を後にしたという違いはありますが・・・高齢者にとっては、急激な環境の変化は心理的負担となり、あまり良くないのかもしれませんね。
幸いなことに、私の母が入っている特別養護老人ホームは、我が家の近く・・・・時々、家に連れて帰ってくることもできるので・・・ちょっとは、心理的負担が少ないかもしれません。

近い将来、認知症患者は増える予想だし、当然、一人暮らしの高齢者も増えます。
番組では、地域のお医者さんなどの活躍が取り上げられていましたが・・・やはり、行政の対策が遅れているような印象を受けます。
独居のままでも、十分なサポートができる仕組みづくりとか・・・もっと心理的負担にならないような施設についても考えた方が良いかもしれません。

そういえば、先日、政府が70代の認知症の割合を6年で6%、10年で1割減らす目標を掲げましたが・・・独居認知症の方への対応も頑張ってもらいたいものです。
かく言う私も・・・将来、独居認知症になる可能性があり・・・とても他人ごとではありませんね。