豪雨災害の時は、自分自身で身を守る?

今日は久しぶりに天気が良いと思っていたのですが・・・また、雨が降ってきました。
梅雨なので仕方ありませんけど・・・湿度が高くて、ちょっと不快な感じ・・・もっとも、鹿児島市等では豪雨で100万人以上に避難指示がでているようで、それを考えたら贅沢な悩みですね。

なんでも、優秀地方では、次々と雨雲が発生する線状降水帯により、今後も雨が降る続くそうで・・・場所によっては、昨年の西日本豪雨災害以上の降雨量になる可能性がありそそうとか・・・・心配ですね。

それにしても、線状降水帯という言葉も、最近になって当たり前になってきましたが・・・昔に比べると、明らかに天候が変わってきていると思います。
そういえば、記録的豪雨とか異常気象なんていう言葉も、毎年聞かれるようになってしまい・・・ちっとも、記録的や異常に感じなくなってしまいました。

そういえば、日曜日のNHKスペシャルは「誰があなたの命を守るのか “温暖化型豪雨”の衝撃」という番組で、昨年の西日本豪雨災害を取り上げていました。
このような記録的豪雨は、やはり温暖化の影響で・・・これまた初めて聞く言葉「温暖化型豪雨」に分類されるそうです。

番組によると、昔よりも、温暖化の影響で、全国各地の降水量が増えているそうです。
それも、かつてのように、シトシトと降る雨ではなく、急激に大量の雨が降る事が増えているようです。
このため、自治体が避難指示を出すのが遅れるるようになり、避難指示が出てから避難の準備をしていては間に合わないという事態も多いみたいです。

さらに、番組で問題視していたのが、避難指示が出てからも、実際に避難しない人が多いようで、危険を感じた時点では、既に避難困難になってしまっているという事が多いみたいです。
また、アンケートによれば、豪雨災害等で頼るのは自治体という回答が多かったのですが・・・温暖化型豪雨だと、数か所で堤防決壊が起きたり、あちらこちらで土砂崩れがおきたりするので、自治体で、住民全員を守るのは困難だという事を述べていました。
そのため、番組では、自分の身を守るのは、自分自身だという事をアピールして、早めの避難を心がけるように呼びかけていました。

確かに、昔は、このような豪雨災害はほとんど無く、台風による被害ぐらいだったのですが・・・昔の人は、自治体なんて当てにしていなくて、自分自身で身を守ろうとしていたような気がします。
いつの間にか、若い人に限らず、年配者でも自治体を頼る人が多くなってしまったみたいですね。

以前、昔の人は用水路に落ちても自分が悪いと反省していたのに、今は、防護柵が無いからと自治体を非難する人が多くなってしまった、と言う事を書きましたが・・・なんとなく、日本人全体が、過保護な状態に慣れてしまって、いざと言うときに自分の身を守れなくなってしまった様に思えます。

温暖化型豪雨というように、気候も変わってきているのですが・・・それ以上に、日本人の意識が変わってしまった事の方が、心配な気がします。