ゴミ出し困難

昨日は、引きこもりというと若者というイメージがあったのですが・・・実は、中高年の方が数が多いという事を書きました。
引きこもれるというのは、世の中が豊かになったせいかとも思ったのですが・・・・考えてみたら、昔は、現世が嫌になったら出家していたと思い当たりました。

かつては、お寺という存在がそういう方の面倒をみていたのかもしれませんが・・・今後、引きこもりの方の高齢化が進むと、養っている親が亡くなったり介護が必要になってしまうので・・・それに代わる公的サポートが必要になると思います。

ところで、先日、ゴミ出し困難な高齢者のニュースがありました。
なんでも、ゴミ出し困難な高齢者が多くいるという自治体は53.3%もあり、さらに将来は増える可能性があると考える自治体は87.1%に上る事が判ったそうです。
これに対して、直接ゴミを回収するなどの支援を行っている自治体は23.5%にとどまり・・・その理由としては、予算が足りないとか人員が不足しているがあげられるそうです。

ゴミ出しを行わないと、衛生状態が悪くなり、医療費や介護費の増加に結び付くので、自治体にとっては悪循環になってしまいそうです。
もちろん、ゴミ屋敷になって近所迷惑になるような事も考えられますので・・・今のうちに、なんとか手を打っておきたいところです。

ちなみに、夫婦の家事の分担で、御主人がゴミ出しというのがあり・・・私からみると、ゴミ出しなんて簡単な事が家事にはいるのか?なんて、思ってしまうのですけど・・・どうも、ゴミ出しが大変な人もいるみたいですね。

そういえば、以前、認知症の母と一緒に暮らしていた時は、ちゃんと母がゴミの分別をしてくれなくて困った事がありました。
分別していないと、ゴミ回収をしてくれないで、そのままシールを貼られて置きっぱなしにされてしまいます。
そういえば、古紙回収の日に私が出しておいた紙の束に、後から母が生ごみを結わえ付けたため置いていかれた事もありました。
逆に、私が出しておいたゴミを母が家に持って帰ってきてしまった事も何度かありました。

意外と、高齢者にとっては、ゴミを分別して、回収する曜日が決まっているというのが大変なのかもしれません。
思えば、母が若かった頃は、ゴミの分別なんてありませんでした。
もし、このままゴミ出し困難な人が増えてしまうというなら・・・かつてのように、回収した後に業者が分別した方がコストが安くなってしまうかもしれませんね。