片付けと生き方の関係

昨日は、母が入所している特別養護老人ホームの家族会の話を書きました。
私の住んでいる地域は、昔の新興住宅地だったので、一斉に高齢化が進んだため、介護人材の不足が深刻みたいです。

ところで、皆さんは10連休はいかがお過ごしする予定でしょうか?
私は、特にどこかに行くというような予定がありません。
一応、庭木の手入れとか家の片づけを行おうと思っています・・・って、いつもと変わらないじゃないか?と、思うかもしれませんが・・・普段、手間がかかるので出来なかった事をやりたいと思っています。

実は、10年近く母の介護をしていたため、庭木の手入れをサボっていたので、樹が伸びすぎて大木になってしまい、これ以上高くならないように切らなければならないのです。
また、母が施設に入所してしまったのが、結構、急だったので・・・母の荷物などが、そのままの状態のため・・・もう使わないものなどは、整理しなければなりません。
オマケに私の物も、横着して整理してないため、積み上げているものも多いので、それも片付けなければと思っています。

そういえば、この前の日曜日のNHKスペシャルは「密着ドキュメント 片付け 人生をやり直す人々」ということで、“こんまり”こと近藤麻理恵さんの片づけ手法を特集していました。
なんでも、捨てるものを考えるのではなく、品物を手に取って捨てるかどうかを感じる という手法・・・私が信じているアニミズム(全てのものに魂が宿る)というのと通じるような気がしました。

もっとも、番組に登場した人々は、タイトルにあるように、人生をやり直したいと思っている人達・・・物を通して、過去を見つめなおしているようでした。
でも、片付けようと思っていても、人生をやり直したくない人はどうすれば良いのでしょうか?
少なくとも、私は自分の生きて来た人生は好きです。
もちろん、そんなに人に誇れるような人生でもありませんが・・・人生って良い事も悪い事もあるから面白いと思っているので・・・色々な事があって、アレコレもがいて生きて来たので、やり直したいなんて思っていません。

そういえば、学者などの部屋には、書籍などがうず高く積まれていたりしますが・・・そういう物に溢れた部屋は、所有者の頭の中が外部に表れたものだという説があります。
(という事は、ゴミがあふれた部屋は、頭の中もゴミだらけなのかも・・・)
そういった意味では、部屋を空っぽにすれば、頭の中も空っぽになり、やり直せるのかもしれません。

ちなみに、私には、あまり過去を見つめなおそうという気もありません。
私の年代になると、自分の過去の事を多く語る人がいますが・・・どちらかというと、私は、そんなに過去に捕らわれず、未来に何をするかに興味を持ちたいと思っています。