テロもネットで拡散する時代?

先ほど、ニュースでオランダのユトレヒトにある路面電車で銃乱射があったと報じていました。
まだ、テロかどうか判りませんが・・・先日、ニュージーランドで発生した銃乱射を連想してしまいますね。

そういえば、そのニュージーランドクライストチャーチで発生した銃乱射は、犯人が犯行の状況をネットで生配信したというのが驚きです。
その動画は、削除されたそうですが・・・既に多くのサイトにコピーされて、世界中の多くの人が見たというのも驚きです。

沢山の人が見たというのは、もちろん、怖い物見たさなのでしょうけど・・・その結果、犯人の主張の影響を受けてしまう人もいると思われるので、困ってしまいます。
そういえば、犯人は、フェイスブックにも犯行声明をアップしていたそうで・・・こちらも、多くの人が見たようです。

その犯人の主張は、反イスラム、白人至上主義、移民排斥などと言われています。
ちなみに、犯人が使った数丁の銃には、テロの犠牲者や移民排斥等で有罪になった人の名前が書かれていたそうです。

なんとなく、テロと言うと、イスラム過激派による白人に対するケースが多い感じですが・・・逆に、白人によるイスラム教徒に対するケースも増えているようで・・・憎しみが憎しみを生むといった状況に陥っているような感じ・・・さらに、エスカレートしそうな気配がします。

この事件、ニュージーランドという、比較的安全な国で発生したというのも、驚きでした。
今日発生した、オランダの銃乱射が、ニュージーランドの事件の影響を受けているのか?は、判りませんが・・・ネットを通じて、影響が飛び火する可能性が高いと思います。
今後、さらに憎しみが憎しみを生んでエスカレートするようになると・・・やはり、比較的安全といわれる日本でも、似たような事件が起きないとは言い切れないので、怖いですね。

そもそも、反イスラム、白人至上主義、移民排斥なんていうのは、自分たちが相手より優れているという意識があるからで・・・もっと、公平な視点で、自分たちと異なるものも尊重する意識があれば、そんな考えにならないはずです。
先日も書きましたが・・・最近、テレビ番組などで、日本人って凄い、日本文化は素晴らしいといった内容が増えているのが気になります。