新元号は?

帰宅してTVを点けたらTBSの「この差って何ですか?」で、戒名について取り上げていました。
戒名にランクがあるという事は知っていたのですが・・・院居士となると100万円以上もすると話していたので、ビックリしました。

実は、私が高校生の時に亡くなった父の戒名は院居士なのです。
もっとも、歳も若かったし地方公務員だったので、そんなにお金があった訳ではありません。
なんでも、仕事が図書館の副館長だったので、教育関係の会合などで、有名なお寺の住職と知り合いだったらしく・・・その住職が是非葬儀をやらせてくれと名乗り出てくれて・・・ついでに戒名も授けてくれたそうです。
思えば、我が父ながらかなりの人徳だったのですね・・・当然、私には、そんな人望はありません。
ちなみに、院居士の場合、法事のお布施の相場も10万円とか・・・我が家では、その半分も出していません。

それから、戒名は、故人を忍ばせれる文字をお坊さんが選んでくれるという事は知っていたのですが・・・番組に要ると、使える漢字は、その宗派の仏経典から選ばれるという事で、初めて知りました。
そんな訳で、使える漢字が限られるので、似た戒名になる事も多いそうです。
なんか、そんな文字の制約やお布施の相場なんて、それほど意味があるのか?・・・お釈迦さんから見たら、どう思うのだろう?と、考えてしまいますね。

そういえば、もうすぐ新しい元号が発表されますけど・・・やはり、使える文字に制約があるという事を思い出してしまいました。
先日、テレ朝の「ビートたけしのTVタックル」でも新元号について予想していましたが・・・なんで中国の古典から選ばなければいけないの?なんで日本らしく平仮名では駄目なの?なんていう意見が出ていました。
そんなことを言ったら、元号自体が中国発祥の制度なんだから、皇紀26xx年とか日本独自の年号にした方が良いんじゃないか?なんて思ってしまいました。

余談ですが・・・以前、某有名解説者の番組で「昭和という元号が発表されたとき、昭という文字の読み方が判らなくて大騒ぎになった・・・当時の人は、照という漢字は知っていたけど、昭という漢字は初めて見たから」というもっともらしい話をしていました。
しかし、明治天皇のお妃である昭憲(しょうけん)皇太后大正3年崩御され盛大な葬儀が行われたので、昭という漢字はほとんどの人が知っていたのではないか?と思われます。

この例にならって・・・新元号香淳皇后から一文字貰って・・・香香(しゃんしゃん)なんて・・・パンダじゃないってか!