ビートルズ最後のアルバム?

ニュースによると、ビートルズの新作映画が制作されることになったそうです。
なんでも、映画「レット・イット・ビー」の元になった、スタジオセッションの未公開映像55時間から新たに制作されるという事です。

ニュースでは、ビートルズの最後のアルバム「レット・イット・ビー」の制作過程を記録した、と言っていたので・・・思わず、ビートルズの最後のアルバムは「アビィ・ロード」で、映画との関係から、最後に発売されたのが、「レット・イット・ビー」だろう、と心の中でツッコミを入れてしまいました。

ところが、調べてみたら・・・以前は「アビィ・ロード」が最後のアルバムと言われていましたが・・・ビートルズのレコーディング記録によると、実際には、「アビィ・ロード」の録音以降にも、「レット・イット・ビー」の残りのレコーディング・セッションが行われていたそうで、現在は、「レット・イット・ビー」が最後のアルバムとなっているそうです。

そういえば、先日、フェンダー・ジャパンのオール・ローズウッド・テレキャスターの事を書きましたが・・・「レット・イット・ビー」といえば、アップル社の屋上で行われたルーフトップ・コンサートで、ジョージ・ハリソンがオールローズ・テレキャスターを演奏している姿が思い出されます。
また、あの映像も使われるのでしょうか?・・・さらに、オールローズ・テレキャスターキャスターの価格が上がりそうですね。

ところで、、今回は55時間の映像の他に140時間の音源もあるという事なので、是非、サウンド・トラックも作って欲しいところですね。

「レット・イット・ビー」の制作に時間がかかったのは、その出来上がりにメンバーが満足できなかったためで・・・結局、ジョージ・ハリソンが連れて来たフィル・スペクターにより、音源を再プロデュースされて、なんとかアルバムの形になったそうです。
しかし、フィル・スペクターによるウォール・オブ・サウンドという重厚な音は、当初のアルバム・コンセプトとは大きく離れてしまった、とも言われています。

一応、2003年に、フィル・スペクターによる過剰な装飾を廃そうと、楽器毎のトラックをそのままミックスした「レット・イット・ビー・・・ネイキッド」というアルバムが販売されましたが・・・これも、本来、メンバーが目指していた出来上がりとは違っているようです。