レプリカ?

昨日は、物に執着しない若者が増えているという点について・・・悪貨が良貨を駆逐するみたいに、安価で粗悪なコピー品などの流通も要因の可能性があるとのでは?という事を書きました。
本物の良さを知らずに育った人は、物に対する執着がなくなってしまうような気がします。

ところで、私はヴィンテージ・ギターが好きなのですけど・・・ヴィンテージ・ギターでも、かなりコピー品が流通しています。
コピー品と言っても、かつて日本のメーカーなどが本場アメリカのギターを真似して製造していた時代の物もあれば・・・広い意味では、リイシューと言われるような、ヴィンテージ・ギターを作っていたメーカー自体が、昔の仕様を再生産した物もあります。

問題なのは、いわゆるレプリカと呼ばれる偽物で・・・個人製作家などが、ブランド・ロゴまでヴィンテージ・ギターそっくりな物を作って、流通させている物です。

もちろん、違法なのですが・・・実は、ネット・オークション等でも良く出品されているので・・・興味本位に、いくつか落札した事があります。
結論としては、見た目は、かなりヴィンテージ・ギターっぽいのですが・・・音や弾き心地は、かなり違っています。
当たり前ですが、ヴィンテージ・ギターほど、人を魅了するものでは無く・・・すぐに飽きてしまいました。

個人的感想ですが・・・ギブソン社のレプリカはオリジナルとの落差が激しいけど・・・フェンダー社のレプリカは、そこそこの出来なように感じます。
これは、ギブソン社のヴィンテージ・ギターは職人が心を込めて作っていたけど、フェンダー社のヴィンテージ・ギターは、それほど心がこもってなかったからのような気がします。

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貰い物でフェンダー社の物か判らないという事で、出品されていたのですけど・・・やはり、違っていました。
もっとも、出来は良く・・・知らない人だと、パーツ交換有のヴィンテージと言われたら騙されそうです

これは正体不明のレプリカとして出品されていたのですが・・・中を調べたら、イスラエルのRGギター社製でした。
ヴィンテージとは違いますが、楽器としては良くできています。

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ギブソンレスポールのレプリカ
1980年代に作られた個人ビルダーのレプリカという事で出品されていました。
見た目は、かなりヴィンテージっぽくて、オオッと思ったのですけど・・・音や作りは酷いです。