認知症とパーキンソン病

昨日は、東京医大が入試で女子受験生を一定の割合で減点していた事について書きました。
統計的に見ると、女性医師の方が男性医師よりも死亡率や再入院率が少ないそうなので・・・女性医師が少なくなることは、患者にとっても不利益になります。

女性医師は、結婚や出産による休職や離職が多いとか、夜間や緊急の対応が難しいといった背景があるようですが・・・女性医師を減らすという判断ではなく、女性医師でも夜間や緊急時も心置きなく対応できるような環境を作ろうするべきではないでしょうか?

私の母が脳梗塞を起こして救急車で運ばれたのが休日の夜間だったので、若い男性医師しかいなく、診断ができず・・・脳梗塞は発症から4時間以内に対処すれば回復するのに・・・・翌朝、脳神経外科の先生が出勤するまで、ほっておかれました。
運が悪かったといいえばそうなんですが・・・能力が低い男性医師を沢山輩出して、夜間の対応をされても・・・患者にとって迷惑に思えます。

ちなみに、その若い男性医師は・・・・母が正常圧水頭症を患っていたため・・・全然、症状が違うと言ったのに、正常圧水頭症が悪化した可能性もあると言って、手当をしなかったのですが・・・実は、正常圧水頭症って、どんな症状だか知らなかったのでは?なんて考えています。

母が患っていた正常圧水頭症は、脳に水が溜まる病気で、主な症状は認知症パーキンソン病のような歩行障害です。
実は、母も最初の頃の診断では、アルツハイマー認知症パーキンソン病と言われたのですが・・・症状が進行するうちにお医者さんが、ひょっとしたらと言い出して、詳しく検査したら、正常圧水頭症だったのです。

そういえば、先ほど、テレビを視ていたら・・・一日1.5リットルの水分を補給すると認知症の症状が改善されると言っていました。
思わず、家で母を介護しているときに、水分を充分に与えていなかったかも、と反省してしまったのですが・・・アルツハイマー型ではなく、正常圧水頭症だったので関係ありませんでしたね。

実は、先日も、IPS細胞でパーキンソン病の治療を行うという報道を視て・・・もっと早ければ、母にも間に合ったのに、なんて思ったのですが・・・パーキンソン病ではなく正常圧水頭症による歩行障害だったので、関係ありませんでした。

とはいえ、母の認知症や歩行障害などの介護で苦労した事を考えると・・・認知症パーキンソン病の症状が改善される人がいると思うと嬉しいですね。