海外の人権意識

昨日は、テレ朝「ビートたけしのTVタックル!」で取り上げられた富士山の入山料義務化について書きました。
個人的には、無謀な登山者の命や健康を守るという意味でも、高い入山料を徴収して、管理する側の責任を果たすようにした方が良いと思いました。

やはりTV番組についてですが・・・日曜日のNHKスペシャルは「消えた弁護士たち 中国”法治社会”の現実」について、想像したより反響が多いようです。
中には、何故、日弁連のような日本の人権派は声をあげないのか?なんていう国会議員もいます。

個人的には、中国政府の人権弾圧なんて、こんなもんだろうと思っていたので・・・この反響に、却って驚いています。
確かに、最近は、少し改善されたのか?と、期待していた部分もあったのですが・・・中国政府の対応は、昔とほとんど変わっていないみたいですね。

個人的には、かれこれ20年ぐらい、アムネスティのアピール・ハガキ活動などをしているので・・・世界には、中国政府なんかよりも人権弾圧の酷い国も沢山あると認識しています。

かなりアピール・ハガキも書きましたが・・・釈放された良心の囚人の数は僅か・・・ちなみに、ハガキの返事が来たのは2回だけ・・・一応、もう1通来たのですが、書いてある中身がありませんでした。
ボブ・ディラン風に考えれば・・・一体、幾つハガキを書けば、世界中から良心の囚人は無くなるのだろう?・・・答えは風に舞っているのでしょうか?

今回の、番組に対する反響をみると・・・多くの日本人が他国の人権状態なんかに興味を持っていない事が判ります。
多くの日本人が海外旅行に行く時代なのに・・・日本では当たり前に思っているような個人の人権尊重なんて通じるのは一握りの国だけ、という現実に気づいていない人が多い現実は、却って心配に思えてしまいます。
つい、日本に居る時と同じような気持ちで会話をしたり、スマホで撮影したりしただけで逮捕され、弁護士も付けてもらえないなんていう事もあるので、注意しましょう。