ミャンマーのクーデター

前回、母が亡くなった関係のあれこれで忙しいという事を書きました。

荷物の整理などを行ったせいか、膝を痛めてしまいました。

歩くのが辛いのですが・・・これも歳のせいかもしれません。

 

さて、最近驚いたニュースといえば、ミャンマーでクーデターが起きた事です。

なんか、今の時代にクーデターか、という感じですね。

 

クーデターで拘束されたアウンサンスーチーさんは自宅軟禁されているそうで、これも時代が逆行しているような感じが・・・以前の自宅軟禁されていた時を思い出してしまいます。

そういえば、昔、アウンサンスーチーさんがニュースステーションに軟禁されている自宅から中継で出演したとき、司会(久米宏だった思う)と日本語でしゃべっていました。

その後、解放されてからインタビューとかでは英語やミャンマー語しか話していませんけど、実は、日本に留学していたので日本語ペラペラなんですよね。

 

解放後、選挙でNLDが勝って、アウンサンスーチーさんは国家顧問になったのですが・・・国軍によるロヒンギャの弾圧を止めなかったという事で、国際社会から批判を受け、ノーベル平和賞も取り上げろなんて話にもなりました。

今回のクーデターをみると、国軍との微妙なバランスの上に政治が成り立っていたのが判り、国家顧問といえども、とてもロヒンギャ弾圧を止めるなんて無理だったのでしょう。

 

クーデターの映像を視ていると、つい天安門事件を思い出してしまいます。

そういえば、ミャンマー国軍の後ろには中国がいると言われ・・・香港の民主化弾圧なんかも考えると、中国共産党による自由社会への挑戦というか世界制覇の思惑が感じられます。

 

また、日本の外務省周辺に在日ミャンマー人が集まってクーデター反対のデモを行った映像を視たら、かなり大勢(3,000人以上といわれています)の人が集まっているのにも驚きましたが、その大半が若者だというのにも驚きました。

そういえば、香港の民主化運動も若者中心でしたね。

自分の国の政治に関心を持ち、自由を求める若者たち、かれらの未来は、どうなってしまうのか・・・悲観的になってしまいます。

そして、コロナ過のなか、自己中心的な行動で感染を広げている、日本の若者を考えると・・・同じ若者でも、まったく考え方が違っていて、日本の将来はどうなってしまうのか?にも悲観的になってしまいます。