フライングV

前回は、ミャンマーのクーデターに反対するデモの様子などを視ると若者が多いのに、日本の若者は政治など社会的活動に無関心なように思えて、将来が心配だと書きました。

 

今週は、オリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言が話題になっていました。

もちろん、日本での女性の立場が弱いのも問題ですが、老害と言われたように若い世代の立場が弱いのも問題に思えます。

もちろん、権力にしがみつく年配者も悪いのですが、これも若い世代の関心の薄さも影響しているような気がします。

 

さて、ここのところ、母が亡くなった関係で忙しかったのですが、久しぶりにギターについて書こうと思います。

・・・というか、買ったままで読んでいなかったプレイヤーを、今日になって開いてみたらマイケル・シェンカーの特集で・・・おもわず、マイケル・シェンカー → フライングVと連想したのです。

 

現在、マイケル・シェンカーはディーンのVを使っていますが・・・ギター・コレクターの私としては、マイケル・シェンカーのフライングVといえば、あの超レアなブロック・ポジションのフライングVなのです。

 

あのブロック・ポジションのフライングVは1979年製で、ブロック・ポジション以外にもネックにバインディングがあるという特徴もあります。

当時は、マイケル・シェンカー以外にもサクソンのグラハム・オリバーやクワイエット・ライオットのカルロス・カヴァーゾなんかもブロック・ポジションのフライングVを使用していて、ハードロック界では聖剣のように崇められていましたっけ。

 

あの頃、ギブソン社はカラマズー工場の閉鎖が決まっていたので、1979年~1983年あたりのカラマズー製には、レフトオーバー・パーツを有効利用しようとしたのか、イレギュラーな仕様なギターが多く存在します。

そういえば、ブロック・ポジションのフライングVも、ES-335あたりのレフトオーバー指板を付けたという説があります。

実は、単なるドット・ポジションマークでも、ネック・バインディング付きのフライングVエクスプローラーなんかも作られています。

 

また、マイケル・シェンカー人気で要望が多かったため、1980年代半ばには少量のブロック・ポジションのフライングVも再発売されています。

当時は、ナッシュビル工場製のはずですが、その造りはカラマズー製ドンズバのため、再発売のフライングVはカラマズー製のレフトオーバー・パーツで作られたと言われています。(当時はカラマズー製とナッシュビル製では造りが異なっていました)

 

もちろん、最近は、カスタムショップ製でブロック・ポジションマークのフライングVがあります。

こちらは、当然ですが、カラマズー製を忠実に再現していますね。

 

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ギブソン フライングV 1982年製

エボニー指板 ネック・バインディング付き

 

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ギブソン エクスプローラー 1981年製

ネック・バインディング付き

 

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ギブソン フライングV 1985年製

ブロック・ポジションマーク ネック・バインディング付き