ジーンズは自由の象徴?

昨日は、香港の民主の女神と言われる、周庭さんがTBSの「報道特集」に生出演していた事を書きました。
彼女たちが、日本などの諸外国に支援を呼びかける事も大切ですが・・・中国本土の若者たちの共感を得る事も大事なのではないか?と思ってしまいました。

もっとも、今回の香港のデモは逃亡犯条例で、刑事事件の容疑者を中国本土へ引き渡す事ができるようになったのが要因なので・・・中国本土に住んでいる者にとっては、自分達のところへ引き渡されるのが、そんなに嫌なのか?と思っているだろうから・・・共感を得る事は難しいかもしれませんね。
だから、中国本土の若者へアピールする点は、中国政府の民衆への強権的な態度とか、今後、中国本土で香港の様な自由を求める事はできなくなるけど、それで良いのか?といった点になると思います。

話は変わって、昨日のNHKの「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」は、訪日外国人のお金の使い方を特集していました。
その中で、面白かったのが、カネオくんの故郷である岡山のジーンズの話・・・・わざわざ、海外から岡山までジーンズを買いに来る人が沢山いるなんて驚きです。

なんでも、ジーンズのユーズド加工技術が、世界的に有名だそうです。
番組では、ユーズド加工処理を行っている映像が紹介されていましたが・・・なかなか、面白かったです。
ちなみに、ストーン・ウォッシュは、日本人が着古したように見せるにはどうしたらよいかと試行錯誤して編み出した技術だそうです。

そういえば、昔は普通のジーンズしかなく、その後、ブリーチ・ジーンズが登場した時は、なんか今ひとつな感じがしていたのですが・・・ストーン・ウォッシュのジーンズが登場した時は驚いた記憶があります。
ちなみに、岡山で最初に作られたジーンズは、ビッグ・ジョンだったそうで・・・実は、私が最初に履いたジーンズもビッグ・ジョンで、今は亡き姉が薦めてくれたからです。

ところで、改めて考えると、ジーンズって着古したように見えるのがカッコよいというのは変な感じですね。
番組によると、アメリカの映画やテレビなどの登場人物が着古したジーンズを着ていたのを見て、憧れを持ったからだとか・・・

そういえば、当時は、ジーンズって、自由の象徴だったような気がします。
確かに、当時の大人たちの常識であるピシッと折り目のついてズボンなんかからは、かけ離れた存在で・・・着古した方が良いというのも、大人の要求する優等生の生活に反発した若者文化の表れだったのかもしれません。

現在、日本の若者はジーンズ離れだそうで、10年で生産が3割減だとか・・・香港の周庭さんが、日本の若者が政治に無関心だと言っていましたが・・・自由への関心も失ってしまったのでしょうか?