富士山の入山料

今日も、暑かったですね・・・なんでも、未だ7月だというのに、熊谷で国内最高気温を更新したとか。
気象庁によれば、今年の記録的な暑さについて、一つの災害と認識しているとの事です。

朝、また車椅子を押して母を病院へ連れていったのですが・・・あまりの暑さに参りました。
病院の待合室にいるときも・・・救急車で運ばれてくる人が何人も・・・はたして、このうちの何人が熱中症なのか?なんて思ってしまいました。

ところで、昨日は、NHK日曜美術館で取り上げられていた、縄文土偶の美について書きました。
想像していたより、ずっと高度な技術が使われているようで・・・単に縄文人の特別な美意識というだけで片付けられない、美術作品として真剣に創り上げていたのが判りました。

ところで、日本人の美意識という点で共通しますが・・・昨日のテレ朝の「ビートたけしのTVタックル!」では、世界文化遺産の富士山における迷惑行為について取り上げていました。

ゴミの不法投棄だけでなく、外国人などによる飲酒や軽装での無謀な登山や動植物や溶岩などの持ち帰りなど、様々なトラブルがあるようです。
なんでも対策の一環として、現在、任意で入山料を聴取しているそうですが・・・53%に届いていないそうです。

そこで、入山料の義務化を提唱する人がいるようですが・・・義務化したら、その分、責任を果たさなければならないという反対意見もあるようです。

個人的には、義務化した上に登山名簿の提出も必要とすべきだと思っています。
確かに、責任を果たすのには、それだけ稼働や費用がかかりますが・・・その分の入山料の値上げもやむを得ないのではないでしょうか?
高額な入山料を払う事にすれば、登山者数も減るし・・・登山者自身にマナー意識を植え付ける事にもなると思います。

それに、無謀な登山は、パトロール等も大変ですが・・・危険だと言いつつも厳格に取り締まらない事は、その登山者の身を守るという観点からも、既に責任放棄しているようで・・・お金(入山料)をもらっていないからなんて言い訳をするのは、間違っているように思います。

もちろん、ケガや体調悪化だけでなく・・・混雑した中、大変な思いをして登ったらゴミが散乱していたなんていう、精神的な苦痛も無くすようにしたいですね。
世界遺産として日本の美を守るだけでなく、おもてなしの心のような日本人としての意識も守って欲しいです。