クリスマス離れ

昨日は、クリスマス・イヴでしたけど・・・母が、特別養護老人ホームに入所したので、ありあわせの夕食を取りました。
当然ですが・・・今日も、普段と同じ・・・クリスマスだといっても、特別な事は何もありません。

一人でクリスマスを過ごす人を、いつ頃からかクリぼっちと呼ぶようになっていましたが・・・ニュースによると、最近の若者でも、クリスマスを普段通りに過ごすという、クリスマス離れが増えているそうです。
一方、ハロウィーンの方が盛り上がるという人が増えているとか・・・

そもそも、クリぼっちなんて言われるようになったのは、バブルの頃に、クリスマス・イヴは恋人と過ごすなんていう風潮が起こったからではないでしょうか?
それ以前は、クリスマスは家族揃って祝うという感じでした。
もっとも、私の子供の頃は・・・三角形の帽子をかぶったサラリーマン達が、酔っぱらって街中を歩き回るなんて光景もありましたけど。

どうやら、本来、クリスマスは家族で祝うというのが正しいようで・・・クリスマスツリーを飾ったり、赤い服を着たサンタクロースなんていうのは、大不況が起きる前、景気が良かった頃のアメリカで、理想のファミリリー像として、商業ベースにのって広まったそうです。
ちなみに、サンタクロースの原型となったセント・ニコラウスの祭日は、クリスマスとは関係がなかったとか。

ここいらへんは、日本の菓子メーカーが、本来チョコレートとは無関係だったバレンタインデーを広めたのと、似た感じがします。
もっとも、キリスト教徒でもない日本人にとっては、単なるお祭りというという感じで楽しむのは、良いのかもしれません。
だから、キリスト教とも無関係な、ケルトのお祭りのハロウィーンを祝うのも・・・当然、有りだと思います。

理想のファミリー像なんていうのが崩れた今となっては、クリスマスは特別の日ではない、という若者の感覚は、安易に商業ベースに乗らないという意味で、正しいのかもしれません。
もっとも、日本でハロウィーンが広まっているのも、どこかの企業の商業ベースなのかもしれませんけど・・・