長時間労働

昨日は、独りでクリスマスを過ごす若者、いわゆるクリぼっちが増えているという事を書きました。
なんでも、男女とも過ごし方で一番多いのが「仕事、アルバイト」だそうです。

そういえば、昨日のNHKスペシャル「私たちのこれから 長時間労働」というものでした。
クリスマスも仕事をするのは、単にお金が無いからという訳でもなさそうです。

番組によると、昨年、勤務時間が原因・動機で自殺した人が2,159人もいるそうです。
なお、1か月の労働時間が80時間以上だと、過労死ラインと言われているそうですが・・・
80時間~100時間の人が10.8%、さらに、100時間以上の人が11.9%もいるそうです。

問題は、残業ありきの企業風土だそうで・・・出演者の職業や立場によって色々な意見が出ていましたが、人の生き死にや健康に関わる問題であり、働き方改革が必要だという事になりました。

コンビニなんかの24時間営業のように、サービス競争の陰で、ステーク・ホルダーの中でも、お客様を優先し、しわ寄せが労働者にきているようです。
なんか、残業をする人が多くなったから、24時間営業が増えているような気もして・・・卵が先か、鶏が先か、みたいな感じもします。

以前も書きました・・・私が子供の頃は、夕方に雨が降ると、駅の改札口前に、傘を持って父親の帰りを待つ子供や奥さんが大勢いました。
残業をする人は少なくて、家族そろって夕食をとる事が多かったので・・・大抵の商店は、夜は店を閉めていました。
共働き家庭なんていうのも、あまり無かったし・・・はたして、沢山働くようになって、何を手に入れたのだろうか?と思ってしまいます。
働き方改革というよりも、日本人の生活習慣から見直す必要があるのではないでしょうか?

余談ですが・・・私は母の介護をしているので、基本的に残業の無い生活をしています。
母が要介護2のときは、普通に残業をしていましたが、要介護3になった頃に、上司に相談して残業の無い仕事にしてもらいました。
もちろん、体力的にきついという事もあったのですが・・・認知症の母が、自分で夕食を作る事ができなくなっていたり、何時間も外で私の帰りを待っていたりするようになったからです。

一応、残業をしなくても・・・介護や家事に、平日は5時間位、土日は10時間位、費やしています。
単純には比較できませんけど・・・1か月に180時間程度、残業しているようなものです・・・なんちゃって。