70年代ロックは影が薄い?

街でばったり、知り合いの昔のキボーディストに会いました。
おーっ!元気?何してるの?・・・そのまま飲みに行って、今帰ってきたところです。

私は、親の介護なんかもあって、とっくの昔にバンド活動はしなくなっていたのですが・・・彼は、まだローカル・バンドで演奏しているそうで・・・ちょっと羨ましくなりました。

意外だったのは、昔はプログレッシブ・ロック一途で・・・名前も知らないようなヨーロッパのプログレッシブ・バンドとかに熱中していたのに・・・今は、ジャズ一辺倒になっていたことです。
もちろん、当時は、そんなヨーロッパのプログレッシブ・バンドの曲なんて、誰も知らないので演奏せずに・・・普通に、70年代のロックを演奏していました。

そういえば、バン・ヘイレンの名曲「ジャンプ」のイントロを弾くために、わざわざオーバーハイムのシンセを購入したりしていたのですが・・・今は、70年代~80年代のロックなんて、ほとんど演奏しないそうです。
まあ、考えてみれば、プログレッシブ・ロック以外の70年代ロックでは、キーボードはメインな楽器でなかったような気がします。

クロスオーバー・ブームの頃も、ラリー・カールトンリー・リトナーのように、どちらかというとギターがメインだったですね。
そう考えれば、彼がジャズを演奏するようになったのは、当たり前かもしれません。

彼、曰く、70年代ロックの話ができるのは久しぶり、とか・・・そういえば、いつのまにか70年代ロックを演奏をするバンドって、減ってしまったような気がします。

先日、書いたように、ベンチャーズのコピーをするためにモズライトが売れているとか・・・ビートルズのコピーをするためリッケンバッカーを購入するなんてケースが増えているようですが・・・70年代ロックを演奏するためにギターを購入する人の話は、ほとんど聞きません。

僅かに、レッド・ツェッペリンのコピー・バンドはいるようですが・・・あれほどいた、ディープ・パープルとかレインボーのコピーバンドは、どこに行ってしまったのでしょう。

若者のバンド離れが進んでいるなんて話は知っていたのですが・・・いつの間にか、自分たちの時代もバンド離れが進んでいたようです。
そう考える、私よりちょっと上の世代は、歳をとっても、60年代ロックを演っているのが凄いですね。