ジェフ・ベックの影響

今日の新型コロナ死者数は503人で、ついに500人を超えて過去最多を更新したそうです。

感染者数は減少しているのに死者数が増加しているのは、検査キットで自己検査し報告されない隠れた感染者が大勢いるとか・・・重症化しないオミクロン株で、これだけ死者が出ているのだから、隠れた感染者が一体どれだけいるんだ?という感じですね。

 

ところで、ジェフベックが亡くなりましたね。

前回、昨年聴いたCDで、ジェフ・ベック・アンド・ジョニー・デップのアルバムとか客演したオジー・オズボーンのアルバムの事を書きました・・・半ばリタイアしている往年の名ギタリストが多いのに、精力的に活動しているという印象だったので驚きました。(ジョニー・デップはベッド・サイドで死をみとったそうです)

急だったので、新型コロナかな?と思ったのですが、細菌性髄膜炎だったそうです。

(死んだのが中国だったら、新型コロナで亡くなっても、医師が死亡診断書に違った病名を書くそうですが・・・)

 

私らの年代だと、ベックは「ブロウ・バイ・ブロウ(ギター殺人者の凱旋)」とか「ワイヤード」で、クロスオーバー(フュージョン)の先駆けという感じでした。

その後、クロスオーバー・ブームとなって、ロック少年達はジャズ界のスーパー・テクニシャンのギタリストの存在を知ることになりましたね。

また、私の場合・・・ジャズ界とは違いますが、ブロウ・バイ・ブロウ収録の「悲しみの恋人たち」がロイ・ブキャナンに捧げられていたので、ロイ・ブキャナンという凄腕ギタリストの存在も初めて知りました。

 

何と言っても、私のベックの記憶といえばスタンリー・クラークとの来日公演です。

一緒に行った友達が、音の悪いリードギターがもう一人いるみたいと言ったほど、超絶ベーシストとの、ギターvsベースのバトルは凄かったです。

 

そんな訳で、ベックは自身の演奏で新境地を開拓する以外にも、凄腕達を表舞台に引っ張り出すことにより、ロック界の演奏レベルを向上させたと言えるでしょう。

時代を考えると・・・ベックの活躍がなければ、パンクのレベルの演奏技術がロックの標準になっていたかもしれないです。

 

ジェフ・ベックwithスタンリー・クラーク来日公演プログラム