お疲れ様です?

先日、テレビを見ていたら、外国人が不思議に思う日本語というのをやっていました。
一番多かったのが、「ふわふわ」とか「ぶかぶか」のように2度繰り返す音の表現だそうです。

2度繰り返すのは、強調する意味があるそうですが・・・そもそも、軽い感じを「ふわっ」と表現したり、余裕がある感じを「ぶかっ」と表現する事自体、現実にはそんな音はしないし、何故、そのような表現になったのか?言われてみれば、確かに不思議ですね。

で、2番目に多かったのが「お疲れさまです」という言葉だそうです。
なんでも、外国には、相手の疲れをねぎらうというという文化が無いとか・・・
仕事が終わっても「グッドバイ」ぐらいなので、このような相手を思いやる表現は、非常に日本的に感じるそうです。
それに、仕事終わりでなくても、相手の疲れ度合いとは関係なしに、あいさつ程度に使う事もあるのが、確かに不思議ですね。

もっとも、「ハイ」なんて挨拶されるよりは、「お疲れ様です」と言われる方が気分的によろしいし・・・これも、摩擦を避ける付き合い方の工夫で・・・外国のように、このような表現が無い付き合いをするのは、ちょっと寂しい感じがします。

ちなみに、昔は「お疲れ様です」という言葉は、目上の者に対して使わなかったそうですが・・・現在は、使われるようになったとか。
しかし、似た言葉で「ご苦労様です」という言葉は、目上の者に対して使ってはダメだそうです。

私は、配送業者の方なんかに「ご苦労様です」って、よく言うのですが・・・自分が目上だなんて思っていませんけど・・・使わない方が良いのかもしれません?
まあ、昔の殿様みたいに「ご苦労」とだけ言ったら、角が立つのは分かります。