ジュラシック・パーク

更新が遅くなってスミマセン。
何気なく「ジュラシックワールド」を視ていたら、つい惹きこまれてしまいました。

なんでそんなに夢中になったのかというと、元祖の「ジュラシック・パーク」の公開時の事を思い出したからなのです。
丁度その頃、CGの制作の仕事をしていたので、当時のCG技術に比べて、その進化には目を見張りました。
実際の映像と、光の当たり具合、カメラの動きやフォーカスなど違和感なく合成しているのも凄いですね。

その頃のCG制作では、同じシリコングラフィックのワークステーション使っていた関係で、公開前に「ジュラシック・パーク」を制作したILMの人の講演を聞くことができました。

その講演によると・・・映画を見た人にリアルな恐竜を感じさせるために、かなり苦労したそうです。
中でも面白かったのは、恐竜の動きなんて判らなかったので、実際の動物の動きを参考にしたそうです。

肉食恐竜が草食恐竜の群れを襲うシーンでは、実際に肉食獣に襲われた時の草食獣の逃げ方を参考にしたとか・・・
群れで逃げる時には、逆方向に逃げる奴もいるので・・・それを作品に反映させたそうです。

さらに、恐竜の気持ちを理解するために、撮影地で恐竜が通るはずのルートをスタッフが自分の足で走ってみたそうです。
そうしたら、スタッフの一人が木を飛び越える時に躓いたので、それも作品に反映させたそうです。
講演では、実際に、スタッフが走り回ったり転んだりしている映像を上映していました。

今日放映されたジュラシックワールドでは、CG技術も凄かったですが・・・恐竜達の動きも、かなりリアルになっていたので・・・スタッフもかなり走り回ったのではないか?なんて思っています。