学校記念誌切り取り

昨日は、教員の長時間労働が問題となっている事について書きました。
本来業務の授業だけでも下調べ等の準備で大変なのに、部活動の顧問で、朝や放課後の練習、休日の試合や大会などで、休む暇がないそうです。

ところで、学校関連で思い出したのですが・・・最近、図書館で学校記念誌や学校史が切り取られている事がニュースとなっています。

そもそも、岐阜の図書館で、職員が蔵書整理をしている時に、ある学校の記念誌に隙間がある事に気づいた事が発端だとか・・・調べてみると、他の図書館でも次々と見つかり・・・今では、全国の図書館で被害が発覚しているそうです。

一体誰の仕業か?と話題になっているそうで・・・専門家は、学校に恨みを持っている集団の仕業ではないか?と言っているそうです。
また、振り込め詐欺などのグループが名簿を元に、標的を特定するときや相手に信用させるために使っているのではないか?なんていう説もあるそうです。

私には、全国各地の図書館・・・それも関連がなさそうなところでもで発生しているので、一連の事件に同一の犯人がいるように思えません。

例えば、昔、好きだった子が写っているとか、災害や火事などで思い出の写真を無くしてしまったとか、整形した女性が昔の写真を見られたくないとか、それぞれの理由で別人が切り取ったのではないでしょうか?

ちなみに、図書館では、学校記念誌や学校史に限らず切り取られる本があるようで・・・特に多いのが、料理のレシピが載っている本とか、ファッション雑誌なんかだそうです。
これらは、詐欺グループが行っているなんて、とても思えませんね。

要するに、図書館の本は皆の共用物で切り取ってはいけない、というマナーが守れないような、自己中心的な人が増えているだけのような気がします。

図書館では、対策として、自由に閲覧できないように閉架にしまい、申請があったときにだけ閲覧させるようにしているそうですが・・・こんな調子で切り取られる本が増えるようでしたら、図書館でほとんどの本が好きに見れなくなってしまいます。
コピー機もあるのでそれを利用するなど、もう少し他の人の事を考えて、図書館を利用してもらいたいものです。

実は、私の両親は図書館に勤めていたので、図書館には少なからず思い入れがあるのです。