洋式トイレ

先日読んだ記事によると、和式トイレの出荷数は約2%だそうです。
昭和55年には40%だったので、30年で激減したことになります。

おそらく、2%というのは、公衆トイレ等のように複数の便器が設置してあるところで、洋式と和式の両方を設置するものがほとんどではないか?と、思われます。
新たに住宅に設置する物に限れば、もう和式は無いのではないでしょうか?

我が家も、子供の頃は和式でしたが、中学に入る頃に下水道が整備されて、水洗になると同時に洋式に代わりました。
やはり、洋式の普及は、水洗化の影響が大きかったのではないでしょうか?
さらに、温水洗浄トイレの普及も大きいかもしれません。

最初に洋式トイレが導入されたのは公団住宅と言われていますが・・・私が、洋式を初めて見たのも、小学校の時、団地に住んでいる友達の家に遊びに行った時のことでした。
それは、風呂場と一緒だったので・・・家族が風呂に入っているときにトイレに行きたくなったらどうするのか?疑問に思ったものです。
今では、ユニットバスも増えたので、当たり前なのでしょうけど・・・

ひょっとすると、スペースの面でも有利というのが、洋式が増えた理由かもしれません。

我が家も昔は、男性用の朝顔と和式が設置してあった記憶があります。
和式を一段高く設置して、男性用を兼ねている物もありましたが・・・おそらく、当時の住宅では朝顔と和式を設置していたところが多かったのではないでしょうか?

ちなみに、和式の方が正しい人間の排便姿勢だとか、洋式は他人が素肌で座ったところに座るので非衛生だという意見もありますが・・・年寄りは、足腰が弱っているので、長時間しゃがむのが辛いみたいです。
そういえば、長時間しゃがんでいて、立ちくらみが起きることがあるので・・・高血圧の方とかも、和式は良くないのではないでしょうか?
あと、痔の人も、温水洗浄便座でなければ、といいますね。

これから高齢化社会が進むので、近い将来、和式は過去の遺産になってしまうかも・・・