学校の跡地

昨日は、子供が増えていたので、プレハブ校舎のような、今にして思えば、酷い学習環境もあったという事を書きました。
特に、私の住んでいる東京近郊は、生徒数の増加により、小中学校がどんどん作られ・・・今となっては、そのほとんどが閉校になっています。

小学生の頃、近くに森があって、夏場なんかには、よく早起きしてクワガタを採りにいきました。
その当時でさえ、カブトムシはほとんど採れなかったのです。

その森の奥に、少し開けた空間があったのですが・・・何度か、どこかのお婆さんを見かけました。
子供心に、そのお婆さん、なんでこんなところをうろついているのだろう?って思っていました。

しばらくして、そのお婆さんが亡くなったらしく・・・大人が、そのお婆さんの噂話をしているのを聞きました。

なんでも、嫁と仲が悪く、家のトイレを使わせて貰えなかったので、森で用を足していたそうです。
その頃も、嫁姑問題ってあって、こんなひどい話もあったのです。
もしかしたら、あのお婆さんも認知症だったような気もします。

その後、その森のあった土地に小学校が建ったのです。
その頃、私は中学生になっていたので、そこへ通う事は無かったのですが・・・

そして、先日、母の入所申請をするために、近くの特別養護老人ホームを数か所まわったのですが・・・その小学校が取り壊されていて、特別養護老人ホームが建っていたので、驚きました。

昔は、子供が増えたので小学校を建て、今は高齢者が増えたので特別養護老人ホームを建てるなんて、時代の流れを感じます。

今だったら、あのお婆さんも特別養護老人ホームに入所していたかもしれない・・・なんて、考えてしまいました。