プレハブ校舎

先ほど「池上彰のニュースそうだったのか!」という番組を視ていたら、「昔は本当に良かった?それとも今!?SP」という特集をやっていました。
そこで、昔の学校の映像などが映し出されていて、とても懐かしかったです。

昔は、東京近郊の学校では子供の数が増えるのに、プレハブの校舎で対応した、と言っていましたが・・・まさしく、私は、プレハブの校舎で学んだ世代です。

中学校に入った時、入学した生徒数が増えたためか、1年生の教室は新しく作ったプレハブ校舎でした。
当然、空調なんてなく、冬は石炭ストーブ、夏場は窓を開けて風を入れていたような・・・いまにして思えば、ひどい環境でしたが、そんなに気になりませんでしてね。
もっとも、座席によって、かなり快適さに違いがあって、窓際は寒かったのに対して、ストーブのそばは暑すぎたような記憶があります。
私は、教室の真ん中あたりの座席だったので、恵まれていたですね。

そういえば、小学校の入学時は、おそらく戦前からあったと思われる、隙間風が入る木造平屋建ての校舎・・・3年生になった時に、ちょっと新しい木造2階建ての校舎になり、5年生は3階建ての鉄筋コンクリートの校舎に・・・そして、6年生は、新築の3階建ての鉄筋コンクリートの校舎となりました。

今になって考えると、か弱い低学年に劣悪な環境を与えるというのは、変な気がしますが・・・当時は、高学年は偉いというのが、当たり前だったですね。

当時、私の住んでいる辺りは、団地がいくつもできて・・・転校生がどんどん入ってきて・・・あげくのはてに、新しい小学校ができて、同級生の半分がそちらに移って行ったりしていたので・・・自治体も、とりあえず生徒を収容しなければならなくて、大変だったと思います。

今は、近隣の半分ぐらいの学校が閉校となっていますが・・・運よく、私が卒業した小学校も中学校も存続しています。
もっとも、建物は建て替わっているので、そんなに懐かしくはありません・・・そもそも、生徒数の急激な増加に対応するため、急遽作った建物だったので、ダメになるのも早かったのではないでしょうか?

まあ、学習環境についていえば、今より昔は酷かったというのが正しいようですね。