サダト大統領

先ほど、病院の面会から帰ってきて、TVを点けたら日本テレビの「成功の遺伝子」というのをやっていて、小池百合子都知事が出ていました。
で、小池百合子氏の受け継いだ遺伝子が、エジプトのサダト大統領というので、ちょっと驚いてしまいました。

なんでも、小池百合子氏は、他人と同じ事をやるのは嫌で、1970年代初頭にエジプトへ留学していたそうです。
番組では、当時は未だ登ることが禁止されていなかったピラミッドの頂上で和服でお茶を点てる写真なんかも公開されいました。
もちろん、番組などの演出ではなく、プライベートの写真だそうで・・・当時の日本人としては、かなり、型破りな人物だったのが判ります。

その小池百合子氏が影響を受けたのが、当時のエジプトの大統領だったアンワル・エル・サダトだそうです。

クーデターで王政を倒したナセル大統領を引き継いだサダト大統領は、中東戦争で戦果を上げて英雄となりますが・・・その後、路線を変更しイスラエルとの和平を結び、ペギン首相と共にノーベル平和賞を受賞します。

特に、小池百合子氏が強い印象を受けたのが、敵国であるイスラエルに乗り込んで、和平を訴える演説を行った事だそうです。
そして、その後、サダト大統領は戦勝記念パレードの謁見の最中に、和平に反発する兵士に暗殺されてしまいます。

このことから、小池百合子氏は政治家は命がけでなければいけない、と悟ったそうです。

ちなみに、この暗殺の映像を始めて視ました。
なんとなく、暗殺というと、こっそり背後から撃たれたような気がしていたのですが・・・パレードで通過する車両から、観覧席に向かて銃を乱射していたので・・・全然、違っていました。

先日の石原元都知事の会見は、「果たし合いに行く侍の気持ち」とか言っていたのに、他人のせいにしてばかりで、ガッカリしましたが・・・どうやら、サダト大統領の遺伝子を受け継いだ小池百合子氏の方が、肝が据わっているような気がしますね。

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サダト自伝 エジプトの夜明けを」 アンワル・エル・サダト著 朝日新聞外報部訳 朝日新聞社