温故知新

昨日は、東京マラソンで交通規制がされていましたが、昭和11年には二・二六事件戒厳令がしかれていたという話を書きました。
その二・二六事件は、世界恐慌で貧富の格差が広まった事に不満を持った青年将校が引き起こしたそうで・・・軍部の台頭のきっかけになりました。

昔と今、時代は変わりましたが・・・・やはり、格差社会のせいで、軍国主義的な思想を持つ人が増えているような気がします。

先日、入院している母に、昔の旅行の写真を持っていって見せていた時、看護師さんが「見ても良いですか?」というので、お見せしました。
「お母さんは、旅行が好きだったんですね。」
「どちらかというと歴史が好きだったので、史跡などを見に行っていたんですよ。」
「私は、歴史はダメなんです・・・授業も嫌いでした」
と言うので、ちょっと驚きました。

私は、大学通信教育で文学部史学科を受けているように・・・歴史って、とても興味深いと思っているのです。
確かに、高校の授業は、年代を暗記したりしなければならなかったので、そんなに好きではなかったのですけど・・・

そういえば、今朝のニュースで、中国の毛沢東を題材にした芸術家の話題を取り上げていました。
現在、中国では毛沢東銅像が取り壊される事が増えているそうで・・・無くなる前に記録として残したいそうです。
番組の中で、中国の若者に、毛沢東の事を訊いていたのですが・・・詳しく知らない人が多いのに驚きました。
昔の人とかお札(人民元)の人なんて回答していました。

反日教育とか、歴史問題とか主張する割には、その程度?という感じ・・・若い人って、世界中そんなに変わらないのでしょうか?
歴史に学ばなければ、同じ過ちを繰り返すと思うのですが・・・
このような若者が増えて、世界は、どうなってしまうのか?気になります。