交通事故死

ニュースによると、去年の交通事故死が3904人だったそうです。
なんでも、3千人台になるのは、67年ぶりとか・・・良い傾向ですね。

67年前というと、戦後すぐになるので・・・車の台数が、かなり少ない時代のはず・・・これに匹敵するのは、凄い事だと思います。
また、ピークだった1970年に比べると、およそ1/4程度だそうです。

警察庁によると「啓発活動や車の性能向上、信号機や道路の改良など総合的な安全対策が進んできた結果」という事ですが・・・医療技術の進歩も大きいと思います。
なんでも、交通事故死にカウントされるのは、24時間以内に亡くなった方なので・・・延命処置などにより、数日の間、生存する確率があがっているようです。
なかには、発表される交通事故死者の数を減らしたいために、24時間だけは生きるように総力をあげる・・・なんていう地方もあるとか・・・

もちろん、衝突防止装置のような車の性能の向上もあります。
特に、タカタの欠陥問題などがありましたが・・・エアバッグの装備は影響が大きかったそうです。
また、啓発活動としては、シートベルトの着用義務化が大きかったですね。
バイクでは、ヘルメット着用義務化も大きいですね。

安全装置に関して言えば、鉄のバンパーからウレタンのような、衝撃吸収タイプに変わった事も大きいような気がします。
あと、昔の車を見て、乗りたくないなぁ、と、思ってしまうのが・・・ヘッド・レストが無い事・・・あれが無いとムチウチにならないのが不思議なくらいです。

また、安全装置に限らず、1970年頃だと、パンクや故障による事故も多かったように思えます。

さらに、エアコンが無くて、猛暑の中、我慢して運転したり・・・カーナビが無くて、地図を片手に、道を迷いながら運転したり・・・といった、運転手のストレスによる事故も多かったような気がします。
もちろん、1970年頃だと、舗装していない道路も多かったし・・・高速道路も、未だ建設途中のものがありました。

こう考えると、1970年頃には、運転する事自体がかなり大変だったですね。
今後は、自動運転の発展により、運転が楽になり、交通事故も減少するのではないでしょうか?