国際競争力

昨日、WEF(世界経済フォーラム)が発表した日本の国際競争力が8位となったというニュースがありました。
なんでも、昨年、一昨年と続いた6位から後退したので、技術革新力に衰えがでてきていると言っていました。

もっとも、2013年は9位だったし、2012年は10位だったので、むしろ、アベノミクスのカンフル剤効果が昨年、一昨年と表れていたので、本来は、この程度と思った方が良いのかもしれません。
というか、この程度で充分な気もします。

なんでも、雇用と解雇の容易さ(115位)、雇用における男女比率(77位)、有能な外国人の勤務場所としての魅力(77位)などの評価が低かったそうです。

これらの低得点の項目をみると、どうも日本らしさという感じがして、見方によっては、悪い事でもないような気もします。

たとえば、雇用と解雇が容易でない、というのは、終身雇用の影響でしょう。
また、有能な外国人の勤務場所として魅力的でないのは、日本は単純な成果主義ではないからでしょう。

欧米式の経営を取り入れた企業が、それほど良い結果を出せていないのは、日本人は農耕民族のため、個人主義ではなく、集団で力を出せる傾向があるからだと思っています。

また、確かに男女雇用均等は良い事なのですけど・・・世界的に認められている日本女性の素晴らしさである、おしとかやさ、謙虚さなんていうのが、失われてしまう可能性があります。

世界標準が必ずしも良いという訳ではなく、もちろん、悪い点は改善されるべきなのですが・・・単純にランキングに惑わされて、日本独特の良い点が失われる事のないようしたいですね。