ギルドのアコギ

米国で列車が駅に突っ込む事故がおきました。
なんでも、通勤時間帯だったので、一人が死亡し100人以上が怪我をしたそうです。

痛ましい事故なのですが・・・発生した場所が、ニュージャージー州のホーボーケン駅だというのを聞いて、思わず、頭に浮かんだのはギルドのギターの工場の事でした。

ギルドは、楽器店を経営していたアルフレッド・ドロンジが、1952年に身売りするエピフォンの職人を雇って、楽器店のあったニューヨークで設立されました。
1954年になると、ハドソン川の対岸にある地に工場を建設するのですが・・・それが、ニュージャージー州のホーボーケンだったのです。

その後、1966年から1969年委かけて、ロードアイランド州のウエスタリーに移転するので・・・・ホーボーケン製というと、ヴィンテージとして評価が高くなります。

残念ながら、ホーボーケン製のギルドは所有していないのですけど、ウエスタリー製は4本ほど所有しています。
3大アコギメーカーと言われる、マーチンやギブソンに比べると、かなり安い価格で取引されているのですが・・・クオリティでは遜色がないので、ブランド名に拘らなければコストパフォーマンスが高いと思います。
エスタリー製について言えば、メーカーによる個性があるので、人によって好みが分かれると思いますが・・・同時代(70年代や80年代)のマーチンよりは劣るとと思いますが、ギブソンよりはクオリティが高いと思います。

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ギルド F50R 1976年製
ジャンボ・ボディでローズウッドのサイド&バック

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ギルド F30R 1980年製
小ぶりなジャンボ・ボディ こちらもローズウッドのサイド&バック


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ギルド F45CE 1986年製
PU搭載、24フレット カッタウェイ付きでメイプルのサイド&バック

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ギルド S4CEソングバード 1995年製
PU搭載、マホガニー材をくり抜いてスプルースのトップを張りつけたボディ
この年に、ギルドはフェンダー社に売却され、フェンダー工場に生産が移されます。