まさか母が認知症・・・

昨日、Mr.サンデーで「まさか母が認知症・・・娘が撮り続けた2年間」という特集をやっていました。
実は、先週の放送で反響が凄かったと話題になっていて、続きを放送するという事を知り、興味を持って見たのです。

番組の女性ディレクターの母親は、介護認定の結果が要介護1という事で・・・要介護4の私の母親に比べると、それほどひどい状況ではないように思えました。
むしろ、私の母がたどった道の途中といった感じでしょうか?・・・そういえば、昔、あんな感じだったなぁ、と思いながら見ていました。

それよりも、女性ディレクターの父親による老々介護の方が、見ているのが辛かったです。
90歳を超える父親が、近くのスーパーから荷物を持って帰ってくる間に、何度も息が上がって立ち止まって休んでしまうのです。
それに、買ってくるものは、調理しなくても食べれるものばかり・・・

その父親は、男の美学だと言って、一人で介護していたのですが・・・経験上、症状が進行して、着替えをさせたり、風呂に入れたり、下の世話をしたりしなければならなくなるのが判っているので・・・歳を考えると、肉体的に無理があるのが予想されて悲しかったです。

結局、娘が同居して面倒を見るようになり、さらに介護サービスを受ける事になって・・・気が進まなかったデイサービスにも行くことになったのですが・・・そこで楽しむようになり、母親の状況を変える事につながったので安心しました。

ちなみに、うちの母親も、最初はデイサービスに行くのを嫌がりました。
何ヶ所か行ってみたところ、嫌がらない施設に巡り合って、現在は、楽しく通っています。

話は少し変わりますが・・・先ほどNHKスペシャル「#健康格差 あなたに忍び寄る危機」という番組をやっていましたが・・・低所得者は要介護度の割合が2倍高いそうです。
なんでも、外に出る機会が少なくなると、足腰が弱まるようになるとか、社会とのつながりは認知機能の低下防ぐからだとか・・・
それに、低所得者が、外食や弁当など同じような食べ物を食べ続けていると、糖尿病などの病気になる確率も高いそうです。

これを見ていて、昨日のMr.サンデーの女性ディレクターの両親が、二人きりで外部に頼らず暮らしていて、食べ物も同じようなものを毎日食べていたのを、つい思い浮かべてしまいました。
意外と、あんな感じで、公的なサービスに頼らずに、家族だけで抱え込んでいるケースも多いのかもしれません。

そう考えると、私の母は、デイサービスやヘルパーさん等、色々な人たちに世話をしてもらっているので、感謝しなければいけませんね。