Ka-Laiのウクレレ

昨日は、今年創立100周年を迎えるハワイの老舗カマカの古いウクレレを紹介しました。
創業者のサム・カマカの時代のウクレレは、いかにも手作りといった感じで、ピッチとかはいい加減ですが、音は凄く良いものです。

もっとも、サム・カマカの時代のウクレレは現存する者が少ないので、入手するのが大変です。
特に、有名なボディにパイナップルのデカールを貼ったものは高価なので、残念ながら、私の所有する者はデカールが剥げかけていて安く売っていたものです。

しかし、ボディにボディにパイナップル・デカールを貼ったカマカ製のウクレレが無いわけではありません。
それが、1940年から1946年に作られたKa-Laiというブランドのウクレレです。

ハウス・オブ・ミュージックのオーナーだったJohnny Laiが、閉店後の夕方と週末にカマカの工場を使って製作したなんて言われていますが・・・実際は、カマカによるOEMでした。
また、材質はモンキーポットだとも言われていましたが、実際はカマカと同じコザ材で・・・カマカと同じウクレレと言ってもよいでしょう。
なお、ボディ内のラベルは、kamakaの文字がKa-Laiに置き換わっているだけで、パイナップル・モデルのデザイン・パテント・ナンバー等はそのまま使われています。

ちなみに、Ka-Laiというブランド名は、kamakaの名前とJohnny Layの名前を組み合わせたそうですが・・・後に、よりハワイ語らいい発音のKa-Laeに変更されています。

このKa-LaiやKa-Laeは、製作本数は少ないため見つけるのは大変ですが・・・カマカのパイナップル・デカール付きよりは、かなり安く購入する事ができます。

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カマカ製のKa-Laiパイナップル・モデル

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Ka-Laiにはソプラノ・モデルもありました。