怒れる若者たち

今日も暑かったですね。
だらだらと、昼間、テレビを見ていたら、NHKアーカイブスで「ビートルズが来た日~来日50年 残したのはものは~」というのをやっていた。

この番組、過去に放送して評判だった番組を取り上げているのですが、今回は、1996年のETV特集「日本を揺るがした5日間~1966年 ビートルズ来日騒動を読む~」というビートルズ来日30周年に作られた番組でした。

20年前の番組なので、今見ると映像も古臭く、インタビューに答える有名人も若いので驚きますが・・・その番組の中で紹介される50年前の来日時の映像は、さらに古臭く、時代の移り変わりを実感するものでした。

ちなみに、私は既に生まれていましたが、子供だったので、ほとんど記憶がありません。
なんか、ビールス(ウィルス)じゃなくてビートルズとか騒いでいたようなのだけ覚えています。

ビートルズの来日公演の映像は見た事があるのですが、コンサートを取り巻く人々の様子は、ニュース映像などでしか見た事がなかったので、とても興味深かったです。
もちろん、当時のコンサートの様子は、他のアーティストなんかでも見た事があるのですが・・・それらは外国での様子・・・初めて外国の大物バンドを迎え入れた、当時の日本国内でのカルチャーショックが良く判りました。

番組で話していましたが、影響を受けたのは音楽だけではなくて、生き方などで、文化が変わってしまったそうです。
また、当時の大人たちよりも、少年少女たちの方が、素晴らしい物を理解する能力が高かったのが、判ったそうです。

ちなみに、ビートルズは戦後にイギリスで登場した「怒れる若者たち」の代表と言われていていました。
そして、彼らに熱狂したのが日本では団塊の世代といわれるベビー・ブーマーで、彼らが作り出した1960年代の若者文化は、世界中に影響を与えました。

今回、イギリスのEU離脱を決めたのは、この世代の人々・・・現在のイギリスの若い世代は、EU残留を支持しているそうで。
はたして、かつて世界を変えた「怒れる若者たち」の感覚が、今でも優れているのか?
それとも、現在も、若者の方が素晴らしい物を理解する感覚が優れているのか?
なかなか興味深いですね。

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初めて購入したビートルズのレコード