新型アクティブシニア世代

帰宅して、テレビを点けたらNHKの「首都圏情報ネタドリ!」という番組で、巣鴨から高齢者が減ったという事をやっていました。
なんでも、現在80歳前後のアクティブシニア世代に変わって、70歳前後の新型アクティブシニア世代が登場してきたそうです。

で、彼らがどこに出没するようになったかというと、池袋・新宿・渋谷といった繁華街・・・夜の飲み屋で若者と交じったり、ライブやニューハーフのショーなんかを観に行ったりしているそうです。
また、バスツアーなんかも、従来の高齢者は、一か所をゆっくり周るものに人気があったのが、今は、多くの箇所を巡る詰込み型が人気だそうです。

ちなみに、インタヴューを受けていた婦人は、大学に行く事を目標に勉強していると語っていました。
そういえば、私は大学通信教育を受けているのですが・・・スクーリングに行くと、確かにその世代の方が多いですね。

この新型アクティブシニア世代の中心は、いわゆる団塊の世代で・・・思えば、60年代の若者文化など、以前から活動的な世代だったような気がします。
そういえば、スポーツカーやバイク、ロックとかエレキギターなど・・・彼らが創り上げた文化から、最近、若者が離れているようで・・・これも時代の変わり目なのでしょうか?
ちなみに、私なんか、団塊の世代に続く世代なので、良い意味でも、悪い意味でも、彼らが創り上げた文化の影響を受けているので・・・このままいくと、新型アクティブシニアになってしまかもしれません。

ところで、この番組の後に放送された「チコちゃんに叱られる!」で、シルバー世代のシルバーって言葉は、シルバーシートが元になっていて・・・国鉄が優先席を採用するとき、新幹線の座席に使った銀色の布が余っていたからだと説明していました。
この逸話を聞いて驚いたのは・・・シルバーシートが作られたのは1973年で、少子高齢化の影響だったという事です。

1973年当時、既に少子高齢化が問題となっていたのなら・・・その頃から、年金問題や介護問題などの対策を行っておけば、現在のような有様になっていなかったはず。
国鉄は将来を見越して対策を行ったのに、何故か?政府は対策を打たずに放置して、問題が悪化するままにしていたという事ですね。

おかげで、団塊の世代の皺寄せを・・・私たちのような続く世代が被っているみたいな気がします。
やはり、私たちの世代は、新型アクティブシニアになるような余裕は無いのかもしれません。