4年前の経済状態

いよいよ参議院選が公示になりました。
各党の党首もあちらこちらで第一声を発して、いよいよ選挙戦に突入といった感じですね。

安倍首相は、最大の争点はアベノミクスと言って、憲法に関しては一言も触れなかったそうですが・・・憲法を争点にしたくないのだと思います。
本心は、憲法改正のための足場を固めたい、といったところでしょうか?

本当は、衆参同時選挙を行いたかったと思うのですが・・・ここのところ、円高、株安の流れがあるため、リスクを考えて、踏み切れなかったのだと思います。
もちろん、イギリスのEU離脱によっては、さらに経済状態は悪化しそうです。

そもそも、アベノミクスは一過性の効果を狙った要素が大きいと思うので、今後の景気については、そんなに希望は持てないですね。
マイナス金利もやってしまったし・・・さらにアベノミクスを進めていくというのですが、どうするつもりなのでしょうか?

気になったのが、4年前に比べて経済は良くなっていて、アベノミクスの成果があがっているという、安倍首相の発言です。
ここで、4年前というのは、民主党政権の時代を言っているのだと思うのですが・・・

でも、2008年に発生したリーマン・ショックの影響を受けていた時期に民主党政権は発足して、さらに追い打ちをかけるように2011年に東日本大震災が発生して経済的な打撃を受けています。
安倍首相が、少し前に、リーマンショック東日本大震災事のようなが起こらなければ消費税増税を延期しないと言っていた事からも判るように、4年前は、最悪の経済状態だったのです。

つまり、ここ4年間はマイナス要因がほとんど無かったので、ほっておいても、経済状態は4年前より良くなっていて当たり前なのです。
確かに、民主党の経済政策もひどかったですが・・・そんなに言うほど、アベノミクスも良いわけでは無いと思っています。