興味を持って視ましたが・・・プーチン大統領と安倍首相の会談のように、肩透かしをくらったような感じがしました。
7ヶ月で4回という異例の頻度で重ねた両首脳の会談を取り上げたものですが・・・想像されたような内容で、スクープというほどでも無いような気がします。
「このようなものは祖国に帰るべきだ」という、プーチン大統領の言葉に、何かのメッセージではないか?と、期待を膨らませた政府関係者がいたそうです。
昼間の「TVタックル」で、プーチン大統領は何をしに来たんだ?手土産も持たないで」と、文句を言っていた出演者がいましたが・・・そもそも、プーチン大統領の訪日が決まったのは、トランプ氏が米大統領選で勝利する前の事です。
そして、ロシアに対する経済制裁が、さらに厳しくなる事が予想されたので・・・日本による経済協力が効果があると考えたのでしょう。
そういえば、欧米によるクリミア併合に対する経済制裁に日本が参加した事に関して・・・
こういう事は、記事を読んだ欧米各国がとう思うか?と考えると、公けにしない方が良いのではないか?と思います。
日本は、同調するふりをして形だけの制裁をしたと、逆に、欧米は裏切られたと考えるのではないでしょうか?
また、今回の会談の後、プーチン大統領は、ロシアの安全保障に関する懸念を示していました。
今日、日本政府が自粛要請していたのにも関わらず、事故を起こしたオスプレイの飛行が再開され、日本政府は、米軍の説明をそのまま受け入れてしまっています。
この主体性の無さをみれば、ロシア政府が、安全保障の面で懸念を示すのも無理も無いと思います。
どうも、日本政府のどっちつかずの態度は、イソップ物語のコウモリを連想してしまいますね。