キャラメル

ニュースによると、ロングセラーだったサイコロ・キャラメルが生産終了となっていて、これからは北海道限定販売になるそうです。
なんでも、キャラメル自体の販売が低迷している影響だそうです。

そういえば、最近、キャラメルって食べていない気がします。
私の子供の頃には、お菓子と言えば、キャラメル、チョコレート、ガムがほとんどで、今のように様々な種類のお菓子はなかったですね。
チョコレートやガムと違って、キャラメルはヴァリエーションが少ない点が、販売が低迷している理由のような気がします。
もっとも、素朴な味だから良いのかもしれません。

親父の時代の贅沢品は、今の時代の必需品、と言われますけど・・・・いつのまにか、お菓子の世界も贅沢なものが当たり前になってきているのでしょうか?

そういえば、遠足の時にバナナはお菓子に入るのでしょうか?という事を訊く子供がいたなんていう事を言っても、今の若い人には通じないですよね。
昔は、バナナも高価な果物だったのに、最近では、すっかり地位が下がってしまいました。

いつしか、自分も豊かな暮らしが当たり前になってしまっていて、有難いと思う事がなくなってしまったようです。
社会のレベルが上がったので、つい周りと比べてしまいがちですが・・・子供の頃と比べてみて、現在の姿があるのは、多くの人の御蔭だということを忘れないようにしたいです。
世の中、ギブ・アンド・テイクだとしたら、今の暮らしが出来るだけの事を、自分は社会にしたのかと思うと、全然出来ていないような気がします。

余談ですが、舛添東京都知事の金銭感覚についても、それに見合うだけの仕事をやっているのなら、別に構わないと思っています。
世界一貧しい大統領と言われた、ウルグアイのムヒカ元大統領のような人物は、それだけ稀有で尊敬に値するということで、舛添知事に対して引き合いにだすのは可哀想な気がします。