幼児的

ピーター・バカランがBABYMETALの事を「まがい物」と言った事にファンが反発しているというニュースがありました。
個人的には、良く知らないので、正直、どうでもいいじゃないか、って感じです。

そもそも、ニューアルバムがビルボードのアルバム・チャートで39位になったというニュースで、初めてBABYMETALの存在を知って、その後、音楽番組の出ているのを、ちょっと興味を持って見ただけです。
やっぱり、昔からのロック好きにとっては、凄く良いという訳にはいかないですけど、別に否定するほどの事もない気がします。
自分の人生で養ってきた価値観と違う物に出会って、受け入れにくくなるのは、歳をとったせいでしょうか?
(ピーター・バカランの発言が、そうだという訳ではありません)

そもそも、メタルだって、グランジだって、パンクだって、テクノだって、グラムだって、登場した時はみんなボロクソに言われていました。
以前、ブログに書いたことですが、フォークの神様のボブ・ディランがエレキを弾くようになったら、堕落したと猛反発されたなんて事もありました。、
というか、ロック自体だって、登場した時はボロクソに言われたみたいだし・・・そういう意味では、BABYMETALは、新しいムーヴメントのきっかけになるかもしれません。
ここのところ、立て続けにロックのレジェンド達が亡くなっているので、時代の変わり目なのでは?なんて思っています。

ピーター・バカランの発言では、「あんなまがい物によって日本が評価されるなら本当に世も末だと思います」というものもあったようですが・・・そもそも、最近、世界で注目を浴びている日本文化は、アニメ、キャラクター、コスプレなど・・・音楽でもアイドル系が目立っているので、世界からそんなに立派な評価がされているとは思えません。
そういえば、中国でのクマモン・ブームのおけげで、熊本地震で、中国から多くの義援金があったなんていう、予想外のニュースもありました。

それより、気になるのは、カワイイとか言って、なんとなく幼児的な傾向になっている気がすることです。
たとえば、ロックの新しい流れは、大抵の場合、反抗心とか現状への反発のような物から生まれていたのですけど・・・今の若者は、将来に希望を見出せなく、大人になるのを拒んで、安らぎのある幼少期へ戻りたがっているのでは?なんて、心配してしまいます。

もっとも、自分も、未熟で幼稚な人間なので、偉そうな事は言えないのですけど。