鈴木オート

朝日新聞のニュースサイト(アサヒコム)を見ていたら、ギタリストの鈴木茂のインタヴューが載っていました。
鈴木茂といえば、往年のはっぴぃえんどやティン・パン・アレーといったバンドのギタリストで、ソロとしても有名ですが・・・何と言っても、セッション・ギタリストとして、多くのフォーク、ニュー・ミュージック、歌謡曲のバックで演奏していて、大抵の人は、名前は知らなくても、その演奏を一度は耳にしたことがあると思います。

まぁ、近年、ロック・ミュージシャンらしい悪さをして、警察に厄介になった事もありますが・・・私らの世代にとっては憧れの人でした。
個人的には、フュージョン・ブームの頃、大活躍していたセッション・ギタリストらしく、ギブソンES335を抱えた姿が印象的でした。
今回は、その鈴木茂が自伝を出版したという事で、インタヴューが実現したようです。

で、インタヴューの記事を見て驚いたのは、鈴木茂の実家が世田谷で「鈴木モーターズ」という自動車修理工場を営んでいて、それが「三丁目の夕日」に出てくる「鈴木オート」のモデルになったという話です。
記事には、その実家の物干し台の上でエレキギターを弾く写真も載っていて、映画の三作目で鈴木オートの息子の一平がエレキギターを弾く姿を彷彿とさせます。

なんでも、鈴木茂の父親は、子供の通信簿も見た事がなく、自動車修理工場の利益を全部家族のためにつぎ込んでくれたユニークな人だったそうです。
ここいらへんは、映画で堤真一が演じる父親に通じるように思えます。

実は、映画の「ALWAYS 三丁目の夕日」は、今は認知症になってしまった母が好きだったシリーズでした。
一作目の舞台が東京タワー建設時というように、丁度、鈴木オートの息子の一平は戦後に生まれた団塊の世代にあたるので、私なんかよりは上の世代になります。
そのため、描かれている景色に懐かしい部分もあれば、昔はそうだったんだろうという部分もあるので微妙なのですが・・・・母なんかは、まさにその時代の東京を生きていたので、かなり懐かしいようです。

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「ALWAYS 三丁目の夕日」 VAP

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「ALWAYS 続・三丁目の夕日」 VAP

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「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」 VAP

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DVDのノベルティ 鈴木オートの団扇