プリンスというギタリスト

昨日、プリンスが亡くなったというニュースが流れました。
なんでも自宅のエレベータで死んでいるのが発見されたそうで、外傷はなく、未だ死因は判明していないそうです。
警察は自殺の可能性はないと言っていますが、また、マイケル・ジャクソンの様に、死因について、陰謀とか、諸説がとびかいそうな気がします。

ここのところ、有名なミュージシャンの訃報が相次ぎ、なんとなく音楽的な時代の変わり目という感じがします。、

もちろん、プリンスは世界的なビッグスターなので、当時はベストヒットUSAとかでよく耳にしたのですが・・・個人的には、そんなに好きなミュージシャンという訳ではありませんでした。
音楽よりも、流行を先取りしたおしゃれっぽいミュージックビデオとか、裸のジャケットとか・・・どうも、いかがわしい感じがしたのです。
そういえば、登場したのが、マドンナの後で・・・マドンナの次はプリンスかよ、安易な名前をつけやがって・・・なんて、思っていたら、後で本名だと知りました。
(ちなみに、マドンナも本名らしい)
本人も、名前を気にしていたのか、後にプリンスという名前をやめ、読めないシンボルにして「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」となった時期もありましたが・・・かえって、いかがわしさが増したような気がします。

意外なことに、プリンスはギターの名手でした。
ミュージック・ビデオなどでは、歌っている姿とか踊りが多くて、あまりギターを弾くシーンが無いし、そもそも演奏している音楽自体が違うので、そんな印象は無かったのですが・・・ある時、ギターが上手いという記事を雑誌で読んで知りました。
たぶん、知らない人が多いのではないでしょうか?

大ヒットしたアルバム「パープル・レイン」は、元々プリンスの自伝的な映画のサントラで・・・後に、DVDで、その映画を見た時、ライブのシーンにおけるギター演奏の素晴らしさに驚いた事を憶えています。
バンドのリード・ギタリストとしても、超一流となるだけの実力はあったと思います。

そもそも、プリンスはマルチミュージシャンで、アルバムのほとんどは一人で作っていたなんて話も聞きますが・・・本当に、凄い才能を持った人だったのだなぁ、と思います。

イメージ 1
「プリンス パープル・レイン」 ワーナー・ホーム・ビデオ
ストーリー的にはありきたりですが、ライブ・シーンは必見

イメージ 2
「パープル・レイン」 プリンス&レボリューション ワーナー
ベストセラーとなったサントラ・アルバム

イメージ 3
アラウンド・ザ・ワールド」 プリンス&レボリューション ワーナー・パイオニア
「パープル・レイン」の次ぎに発表されたアルバム、がらりと音楽が変わっています

イメージ 4
「Emancipation」 かつてプリンスと呼ばれたアーティスト NPC Record
ワーナー・ブラザースから解放されたCD3枚組の大作