ホワッツ・シェイキン

昨日は、エリック・クラプトンの「クロスロード・リヴィジテッド」というライヴ・アルバムを紹介しました。
これまで4回開催された「クロスロード・ギター・フェスティバル」からの名演を3枚組CDにまとめたものです。

「クロスロード・リヴィジテッド」では、J.J.ケイルの他にも、ジェフ・ベックカルロス・サンタナジェームス・テイラー、BBキング等、多くのミュージシャンが演奏しています。

ちなみに、先日、亡くなったレオン・ラッセル等の影響を受けたデイヴ・メイソンの事を書きましたが・・・「クロスロード・リヴィジテッド」で、印象に残ったのは、彼が在籍した当時のトラフィックの大ヒット曲「ディア・ミスター・ファンタジー」での、クラプトンとスティーヴィ・ウィンウッドの演奏です。

この曲が収録された、トラフィックのデヴュー・アルバム「ミスター・ファンタジー」は1967年に発表されましたが・・・
なんでも、トラフィックを結成する前に、スティーヴィー・ウィンウッドとエリック・クラプトンは、一緒にバンド結成を考えていたなんていう話があります。

そんな、スティーヴィー・ウィンウッドとエリック・クラプトンの共演といえば、1966年に発表されたオムニバス・アルバム「ホワッツ・シェイキン」です。
ラヴィン・スプーンフルやポール・バターフィールド・ブルース・バンドと並んで、エリック・クラプトン&パワーハウスという名義で演奏が収録されています。

この時、クラプトンは未だブルース・ブレーカーズ時代、スティーヴィー・ウィンウッドはスペンサー・デイビス・グループで天才少年と言われていました。
どちらかというと、まだ売り出し中で、注目を浴びていた頃・・・この二人、その頃からの付き合いなんですね。
・・・で、この「ホワッツ・シェイキン」に収録された3曲のうち一つが「クロスロード」というのも、なんか因縁めいています。
まさか、将来、その曲の名前を使ったフェスティバルを開催して、共演するなんて、夢にも思っていなかったでしょう。

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「ホワッツ・シェイキン」 オムニバス ワーナー・パイオニア

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「ミスター・ファンタジー」 トラフィック 東芝EMI