第1期トラフィック

昨日は、1966年委発表された「ホワッツ・シェイキン」というオムニバス・アルバムを紹介しました。
このアルバムには、エリック・クラプトンとスティヴィー・ウィンウッドの共演による「クロスロード」が収められています。

この当時、エリック・クラプトンとスティーヴィー・ウィンウッドは一緒のバンドを作ることも検討していたそうですが・・結局、エリック・クラプトンはクリームを、スティーヴィー・ウィンウッドはトラフィックを結成する事になります。

実は、このトラフィックというグループ、結構、好きなんですよね。

メンバーは、スティーヴィー・ウィンウッドとデイヴ・メイソンの他に、ジム・キャパルディとクリス・ウッドがメンバーでした。
昨日、紹介したデヴュー・アルバムの「ディア・ミスター・ファンタジー」に続いて、セカンド・アルバム「トラフィック」、サード・アルバム「ラスト・イグジット」・・・そして大ヒットしたシングル曲の「ペイパー・サン」や「ホール・イン・マイ・シュー」を含むベスト盤「ベスト・オブ・トラフィック」までが、第1期トラフィックになります。
この第1期トラフィックは、時代を反映した、サイケデリックな演奏が特徴で・・・人気バンドとなりました。

ところが、セカンド・アルバムの制作中に、デイヴ・メイソンがバンドを離脱し・・・アメリカに渡って、デラニー&ボニー&フレンズと活動を共にするようになるのです。

このため、サード・アルバムは、シングル曲やライヴ録音等を交えて、なんとかアルバムの体裁を作っています。

その後、スティーヴィー・ウィンウッドは、バンドを解散し、念願だった、エリック・クラプトンと新しいバンド「ブラインド・フェイス」を作ります。
しかし、そのブラインド・フェイスアメリカ・ツアー中に空中分解し、エリック・クラプトンもデラニー&ボニー&フレンズと活動を共にするようになってしまうのです。

ティーヴィー・ウィンウッドにしてみれば、相次いで二人の優秀なギタリストが、バンドを投げ出してデラニー&ボニー&フレンズに参加したのですから・・・悔しい思いをしたのではないでしょうか?

その結果、スティーヴィー・ウィンウッドは第2期トラフィックを作るようになるのですが・・・それについては、また明日書きます。

イメージ 1

イメージ 2
「ラスト・イグジット」 トラフィック アイランド・レコード(輸入盤)

イメージ 3
「ベスト・オヴ・トラフィック」 トラフィック 東芝EMI