レオン・ラッセル死去

昨日は、トランプ氏が現実路線に変更したとしても、無視できないのは、その発言に賛同した多くのアメリカ人がいたという事実は無視できない、という事を書きました。
排他主義保護貿易、人種差別のような、利己的な考えをする人が増えているような気がします。

これまでも何度か書いていますが、戦後のベビーブーマー達が作り上げた、価値観が終焉を迎えているような気がします。

そして、またもや、かつての若者文化を象徴するようなミュージシャンであるレオン・ラッセルが世を去りました。
1960年代に隆盛を極めたブリティッシュ・ロックのミュージシャンが、ルーツを求めてアメリカに渡った時に、それを受け止めた南部のミュージシャンの代表的な人物ですね。

といっても、私はそんなにレオン・ラッセルの事を知りません・・・探してみたら、レコードが1枚出てきただけ・・・どうも、1970年頃に有名ミュージシャンのバックでの演奏やプロデュースが多かったようなイメージがあります。

ここのところ、大物ミュージシャンの死が続いている事からも、時代の変わり目を強く感じます。
今の若者は、CDやダウンロードで音楽を買うことが減ってしまったとか、ギター離れとか、言われています。
そもそも、斬新な新人ミュージシャンが登場しなくなって、似たようなバンドばかりで魅力が無いように思います。

そういえば、先日開催された「クラッシック・ロック・アワード」で、ジミー・ペイジが演奏しなかった、と話題になっていますが・・・どうも、音楽業界をけん引しているのは、相変わらずレジェンドなミュージシャンと年配のファンばかりみたいです。
30万円のチケットを買って、ジミー・ペイジジェフ・ベックの共演が見れなかったと憤慨しているのも、おそらく年配者なのではないでしょうか?

発売されるCDなんかも、レジェンドなミュージシャンの新譜か、ベスト盤か、かつてのライヴ盤ばかり・・・そもそも、若者をターゲットにしていないような気もします。
このまま、レジェンドなミュージシャンが死に絶えて、年配のファンもいなくなってしまったら、一体、どうなるのか?
トランプ氏の登場のように、新しい価値観を持ったミュージシャンが登場するのでしょうか?


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「カーニー」 リオン・ラッセル シェルター・レコード
「タイトロープ」や「マスカレード」のような名曲を収録したアルバム