ジェフ・バクスターのインタヴュー

雑誌の「プレイヤー」を読んでいたら、スティーヴン・ローゼンの「インタヴューの舞台裏」という連載で、ジェフ・バクスターのインタヴューについて書かれていました。
ジェフ・バクスターといえば、スティーリー・ダンやドゥービー・ブラザースのギタリストだったことで有名です。

ティーヴン・ローゼンが初めてインタヴューしたときは、ドゥービー・ブラザースの時代だったそうですが・・・「通りで暴動が起きたらどうしたらいいかわかるかい?」って、逆に、いきなり訊いてきたそうです。

で、ジェフ・バクスター自身はガソリンを満タンにしたバイクを用意していて・・・暴動が起きたら、渋滞で車では逃げられないし、ガソリンなんて残ってなくなってしまうからだそうです。

読んでいて、へぇ~、なかなか変わっている人だなぁ・・・と、思いました。

さらに、拳銃も所持しているそうで・・・その理由が「警官が人々を守るために給料を貰っているっていうのは実に結構なことだよ。だけど、誰が警察から人々を守ってくれるんだ?」というものだったそうです。

ティーヴン・ローゼンが記事を書くほど、普段からこんな事を考えているジェフ・バクスターは、ちょっと普通ではありませんけど・・・・
確かに、アメリカという国では、暴動が起きたり、白人警官の暴行などにより黒人が死亡するなんて事がたまに起こります。
そういう国だから、なかなか銃の廃止が進まないのでしょう。

そういえば、アムネスティの会報なんかを読んでいると、警察が一般市民に暴力を振るう国は、結構、多いようです。
日本の警官のように威張っていないくて、市民に奉仕するのは、意外と珍しいです。
今まで考えた事なかったけど、警察が信じられる国に生まれて良かった、と思いました。

ちなみに、ジェフ・バクスターは、そのインタヴューの後、ミュージシャンのかたわら軍事アナリストになって、アメリ国防省の軍事顧問にまでなったそうです。