ベルリンの壁崩壊

昨日のテレ東の「池上彰の現代史を歩く」は、ベルリンの壁崩壊を取り上げていました。
私の世代では、ベルリンの壁崩壊は天安門事件とならぶ大事件で、凄く印象に残っています。

ちなみに、池上氏が勘違いをしている人が多いと言っていた、ベルリンの壁は西ドイツと東ドイツの間に作られたものでは無いという事・・・私も、ベルリンの壁が崩壊する以前は、そう思っていて・・・壁が崩壊したニュースで、初めてベルリンが東ドイツの中に離れ小島のように存在していた事を知りました。

そういえば、当時は、分断されて使われなくなっていたベルリン地下鉄の駅の再利用なんていうニュースもありましたね。
おそらく、壁だけでなく、地下も検問ができて封鎖されていたのでしょう。、

番組を視て、インタヴューを受けた人が口々に話していましたが・・・東ドイツがいかに自由のない国だったのか、よく判りました。
そういえば、池上彰氏が国名にわざわざ民主なんてつけている国ほど、自由や民主主義が制限されている、と言って北朝鮮を引き合いに出していましたが・・・・ふと、日本国内の政党名なんかも、そんな感じなのかなぁ、なんて思ってしまいました。

ところで、当事者のインタビューから、ピクニック計画って、本当にピクニックだけを行う計画だったというのを知って、驚きました。
従来は、ハンガリーのネーメト・ミクローシュ首相なんかが、当初から民主化のために計画に参加していた、と言われていました。

ちなみに、番組では、ネーメト・ミクローシュ首相が国境の鉄条網を切ったのが、ベルリンの壁崩壊の引き金になったと話していましたが・・・私の中では、ネーメト・ミクローシュ首相って、そんなに重要な人物だったという印象派ありませんでした。
どちらかというと、ポーランドワレサ連帯議長の活動とかゴルバチョフ書記長のペレストロイカなんかの一連の流れの中の出来事だったような印象でした。

こういう番組を視ると、北朝鮮と韓国の間の壁が崩壊するのは、いつになるのだろうと思ってしまいます。
北朝鮮内から、ネーメト・ミクローシュ首相やワレサ連帯議長あるいはゴルバチョフ書記長のような人物が登場しなければ、無理なのでしょうか?

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ワレサ自伝 希望への道」 筑紫哲也水谷駿訳 社会思想社