今日は、二・二・六事件から80年だそうです。
で、いつも皇居の周りを歩いて通勤しているのですが・・・ちょっとルートを変えて二・二・六事件に関係のある場所を巡ってみました。
まずは赤坂見附から、プルデンシャルタワーへ・・・
ここは、ホテル・ニュージャパンの跡地という事で有名で・・・幽霊が出るという噂があったのですが・・・さすがに外資系は、そんな事は気にしていません。
で、二・二・六事件当時は、この場所に、首謀者の青年将校が立てこもった料亭「幸楽」があったそうです。
ちなみに、幸楽の建物は戦時中に墜落したB29が直撃して炎上したといいます。
この土地、曰く因縁があるようで、力道山が刺された、キャバレー「ニューラテンクォーター」もありました。
でも、今日は、このビルで働いている外人さんなんかが歩いていて、そんな昔の事は微塵も感じませんでした。
こちらは、反乱軍の兵士が立てこもった山王ホテルがあった場所ですが・・・やはり、昔の名残はまったくありませんでした。
ちなみに、移設される前の古い首相官邸時代だった時にも、二・二・六事件の兵士の幽霊が出るという噂があったと言います。
そして、国会議事堂の横を通って、国会前庭の中を散歩してから、お濠沿いに桜田門へ・・・
当時、反乱軍に武装解除された警視庁も、現在は新しい建物になっています。
現在、広場には工事が入っていますけど・・・さすがに、二重橋あたりの風景は、当時と変わっていないように思いますが・・・外国人観光客が沢山いました。
・・・と言った感じで、二・二・六事件から80年といっても、普段と変わらない光景でした。
そういえば、プルデンシャル・タワーの向かいにある東京三菱UFJ銀行前の歩道で、具合の悪くなった人がいたみたいで・・・いきなり救急車が来たのが、しいていえば、普段と変わった出来事でした。
二・二・六事件によって、軍部が政治を支配するようになったと言われているので・・・記念行事とまではいかないまでも、世間がもう少し関心を持つようになった方が良いような気がします。