雇用問題

昨日、NHKで「雇用激変」という特集をやっていました。
なんでも、日本の雇用は二極化が進んでいて、これまで国を支えていた中間層が無くなってきているそうです。

なんとなく、一億総中流なんて言っていたのが、ついこの間のような気がしますが・・・貯蓄無し世帯が30%超えたそうです。
貧富の格差拡大なっていうと、アメリカとか中国を思い浮かべてしまい、日本が目指しているのは、そこなのか?と、思ってしまいます。

なんでも、非正規雇用が増加しているそうで、低収入や雇用の不安定化に対する不安が広がっているそうです。
一方、正規雇用は、過酷な労働が増えて、残業多くて体を壊したり 自殺が増加しているそうです。
また、出産・子育てや介護などで離職した人が職場に戻れなくて、非正規雇用になるケースも増えているそうです。

それを聞いて、正規雇用のまま、親の介護をしている身としては、改めて、職場に恵まれている事に感謝しました。

また、定年後も働かなければならないケースは増えているそうで、なんとなく、そういう傾向がありそうだと思っていたのですが・・・楽観的な性格のため、なんとかなるだろうと思っていたのですけど。今のうちから資格をとるとか、キャリアアップをしなければいけないと思いなおしました。

番組では、企業は、人件費も投資しなければ、利益として帰ってこないという事を理解しなければいけない。とか、給料が上がらなくて、税金や雇用保険料が上がれば、購買力が下がって景気が悪くなり、未婚率の増加や犯罪の増加などの社会問題を引き起こす。なんてことも言っていました。

そして、限定正社員などの雇用形態を工夫して、現役世代を支援する等の対策を述べていましたが・・・
その対策の中で、子育て支援をして、働く女性を増やせば、外食が増えたり、家事をサポートする家電の需要が増えるので、GDPも上昇すると言っていました。

と、ここまで書いてきたのですが・・・個人的には、経済優先的な考え方のような気がして、釈然としません。
そもそも、日本の国土とか資源を考えると、GDPは今でも充分高いと思うし・・それは、日本人が勤勉に働いているからで、もっと低くても良いのでは?なんて思っています。

働きたい女性が働く事は良いのですが・・・無理に、働く女性を増やさなくても良いような気もします。
外食を増やしたり、家事をサポートする家電を買うために働くなんて、なんか逆のような気がします。
貧しくとも、家族団欒の方が幸せなのではないでしょうか?