フェンダー・ジャズマスター

先日は、1965年製でドットポジションマークのフェンダージャガーを紹介しました。
ジャガーはヘビメタ・ブームの頃に不人気だったので、安く購入したのですが・・・その後、グランジ・ロックの登場により、人気が再燃して高価になってしまいました。

姉妹機のジャズマスターも、同じ感じで、ヘビメタブームの頃は不人気で値段が安かったです。

そういえば、昔、1974年製のストラトキャスターを持っていたのですが・・・イングヴェイの登場により、取引価格が高価になった頃に、楽器屋へ売りにいって、結構良い価格で買い取ってもらった事がありました。
そのときに、店員がマッチング・ヘッドのジャズマスターと交換しても良い、と言った事を憶えています。
そのジャズマスターは、確か60年代の物だったと思うのですが・・・詳しい製造年や、何色のフィニッシュだったのかは、忘れてしまいました。
当時は、思っていたより高い買い取り価格だったので、あまり考えずに売ってしまったのですけど・・・今から考えると、買い取ってもらうより、ジャズマスターと交換した方が良かったですね。

先日も書いたように、ジャガーはサーフ・ロックのイメージがあったのですが、所有してみると意外と良いギターだったので、なんとなくジャズマスターも欲しいなぁ・・・と思っていました。
しかし、これはというジャズマスターに巡り合うことがありませんでした。
そのうちに、ジャガージャズマスターの取引価格が高くなってしまったので、安く売られていた頃を知っているので、ますます購入する気になる事がなくなってしまいました。

そんな感じで数年経った頃、ある楽器屋で比較的安く売られているジャズマスターを見つけたのです。
ブロック・ポジションマークにネック・バインディングという仕様で、店員は、おそらく1970年代のもの、と言っていたので・・・あまり期待せずに試奏してみたら、意外と良い感じだったので、購入してしまいました。

家に持って帰って、調べてみたら1969年製で、ぎりぎり1960年代という事で・・・未だ大量生産による品質の悪化の影響がそれほど無い時代の物でした。
そもそも、この時期、ジャズマスターの生産本数は少ないので、それも丁重に作られている要因かもしれません。

ジャガーはヨーク付ピックアップでシャープな音なのですが・・・ジャズマスターは名前の通り、ジャズを意識した中低音が強いピックアップが特徴です。
また、スケールがジャガーより長いいため、テンション感がある事も特徴となっています。

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1960年代中頃の物とは、コントロール・ノブが異なっています。