昨日は、中国の抗日戦争勝利70周年の軍事パレードについて書きました。
そういえば、国連の潘事務総長も軍事パレードを観覧しました。
「国連は中立でなければいけない」という菅官房長官の批判に対して、潘事務総長は「国連は中立でなく、公平な組織だ」と語ったそうです。
菅官房長官は「言葉遊びをしている」と言ったそうですが・・・
国際社会に反するような国などに対しては、国連は中立でなく反対する立場に立つべきなので、潘事務総長のように公平と言う方が正しいと思います。
もちろん、軍事パレードを観覧するのが公平だとは言うと、大いに疑問があるのですが・・・
そこで思い出したのが、言葉とは人間が作ったもので、それ自体には何の意味もないということです。
だから、同音異義語があり、同じ言葉でも国が異なれば意味が異なるのです。
(言霊ということを信じる人もいますが・・・)
大勢の人がそういう意味だと認識して使う事により、言葉に意味が備わるのです。
例えば、世間一般で使っていれば、緑色でも「青葉」とか「青信号」と言えば、相手に伝わるのです。
実は、集団的自衛権うんぬんよりも、世間一般とは認識が異なる、勝手な言葉の意味を主張する事がまかり通る前例となって、今後も同じようなパターンが続くことの方を危惧しています。
現職の最高裁長官が意見を語れるのは、法案が成立・施行されてから、不利益を受けた人が訴えた時になります。
もっとも、その時は手遅れなんて事がないとはいえませんが・・・